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制作の舞台裏から 68
日韓をつなぐ平和の道

 2016年1114日、佐賀県唐津市にある「日韓トンネル」の建設現場。
 その日は早朝から激しい雨が降り続き、肌寒かった。

 筆者は映像の撮影チームとして派遣されていた。韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が建設現場を初めて訪問されるので、その記録を残すためである。

 韓総裁の到着を心待ちにし、雨が上がってくれることを祈りながら撮影の準備を進めた。

 午前1012分、ついに待ちに待った韓総裁が到着された。

▲「日韓トンネル」の建設現場に到着された韓鶴子総裁

 拍手と歓声の中、韓総裁が初めて「日韓トンネル」の建設現場に足を踏み入れられた。感慨深いものがあった。

 唐津での調査斜坑起工式は1986101日に行われている。その起工式からちょうど30年を経て、韓総裁の訪問が実現したことになる。

 初めに、事務所内で韓総裁に日韓トンネルに関する説明が行われた。
 その中で、日韓トンネルのプロモーション映像をご覧いただいた。

 この作品は筆者が制作したもので、韓総裁にお見せするために、ナレーションを韓国語に吹き替えて制作した映像である。

▲映像をご覧になる韓総裁

 事務所内での説明が終わり、式典会場に韓総裁が出てこられる時には、驚くべきことに雨はすっかり上がり、寒さも和らいでいた。
 そして展望台に上がられる頃には、雲が消え、壱岐・対馬までうっすらと見えるようになっていた。

▲壱岐・対馬を望む

 韓総裁の運勢はまさに天の父母様(神様)のご加護により、幸運に恵まれている証しであると実感した。

 カートに乗って調査斜坑の最先端部(切羽)まで視察された際、韓総裁がいろいろ質問された。興味を持ってくださってうれしかった。
 聖和された文鮮明(ムン・ソンミョン)師(真のお父様)も、一緒にいらっしゃるような気がした。

▲調査斜坑の視察をされる韓鶴子総裁

 韓総裁は祝祷で、韓日一体化を熱望された。
 その韓総裁の熱い心情は、世界平和と日韓トンネルの早期実現に向けて大きな弾みとなり、現場を支えるスタッフたちに大きな希望を与えてくださった。

▲祝祷される韓鶴子総裁

 ところで、筆者は長年(約38年間)にわたり、日韓トンネルの映像制作に関わってきたが、その日韓トンネルとの不思議な縁を感じている。

 筆者の故郷は古代から大陸との関係が深く、渡来人がやって来た痕跡が数多く残る土地でもある。つまり先祖は渡来人だった可能性が高いということだ。

 そのためかは分からないが、昔を振り返りながら、日韓トンネルを中心に、日本の将来、世界の平和について考えてみると、興奮が高まり、ワクワクが止まらない!
 大陸へと私の心を引き寄せる魅力を感じるのだ。血がざわめくのは、やはり私の先祖は渡来人だったのだろうか。

 映像を通じて日韓トンネルプロジェクトを伝えることは、先祖の期待に応える一歩となるだろう。
 これからも全力を尽くしたい。

(K)

▲記念の植樹をされる韓鶴子総裁


 番組のご視聴はこちらから(ログインが必要です)。

◆「U-ONEニュース 2016年11月18日号」

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◆「国境を超える日韓トンネルプロジェクト」(17分)

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 「中和新聞 オンライン」でも当時の様子についてお読みいただけます。
◆「韓鶴子総裁 日韓トンネルの現場を視察