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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 1

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せに。身に付けたい生活習慣を紹介します!

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

はじめに

 誰でも幸福を求めて生きています。では、幸福はどうしたら得られるのでしょうか?

 健康であれば幸福でしょう。病気になれば不幸です。日本では、がん、心疾患(心筋梗塞)、脳血管疾患(脳梗塞)が三大死因です。その要因として、喫煙、飲酒、運動不足、食生活の乱れなどの生活習慣があり、生活習慣病とも言われます。毎日の生活の習慣が病気を誘発するのです。ですから、健康のためには生活習慣の改善が必要なのです。

 では、生活習慣を改善すれば、夫婦円満、親子円満、家族円満になれるのでしょうか。健康であることはありがたいことですが、健康な夫婦が必ずしも幸福な夫婦とは限りません。健康的な生活習慣の夫婦が、ちょっとした一言でけんかする場合があります。健康な夫婦が争っているのです。夫の一言に妻が二言、三言、言い返し、夫が激怒して大げんかになった場合、妻の口が健康であることが災いをもたらしています。むしろ、口内炎にでもなっていたほうが夫婦げんかを防げてよかったでしょう。

 また、口では妻に言い返せず、暴力を振るう夫もいます。この場合は、夫が手足の炎症で動けなかったほうが夫婦げんかを抑止できたはずです。「悪口雑言を言いまくる夫が病気になったので、平穏な日々が訪れました」と感謝する妻もいます。口内炎や虫歯が治っても、悪口、陰口を言いまくる“悪口病”は治りません。歯科医は虫歯を治療できても、悪口病は治せないのです。体は健康でも、心が病気であれば、結局、不幸になります。

 では、心にとって最も大切なものは何でしょうか。それが愛です。心が真の愛で満たされ、体が健康であってこそ、真の幸福になれるのです。

 では、真の愛による幸福は、どこで成されるのでしょうか。それが、家庭であると文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は言われています。

 「『家和して万事成る』という言葉を覚えておくべきです。家庭が平和であれば、すべてのことがうまくいくという意味です。平和の家庭は天国の基礎であり、家庭の原動力は愛です」(光言社文庫版『平和を愛する世界人として』239ページ)

 生活習慣を改善することによって健康になるように、真の愛による家庭生活習慣によって幸福な家庭が築かれるのです。

 本書は、文鮮明先生の家庭生活指導に関するみ言(ことば)を書籍から引用して紹介しながら、幸福を引き寄せる家庭生活習慣のあり方をまとめています。

 愛は大別して三つになります。神様への愛、家族をはじめ人に対しての愛、自然や家屋、電化製品など万物に対しての愛です。一言で言えば、「愛天愛人愛国」の家庭生活です。

 読者の皆様が、幸福を引き寄せる家庭生活の習慣を体得され、幸せな家庭を築かれんことを祈ってやみません。

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 次回は、「朝起きたら、最初に神様にあいさつ」をお届けします。


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