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新米ママのありのまま 34
家でも幼稚園でも、姫様と呼ばれる甘え上手な長女

(APTF『真の家庭』275号[2021年9月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 先日、幼稚園で担任の先生との面談がありました。人との距離が近く、とにかく誰かと一緒に遊びたがる長女は、幼稚園でもすんなり輪の中に溶け込み、先生から「最初から一緒にいたみたいに馴染んでますよ」と言われるほどでした。気の合うお友達もできたみたいで、その子にべったりくっついて遊んでいるようです。何をするにしてもその子と一緒にいたいみたいで、長女がトイレに行った時、こんな会話をしたと教えてくれました。

長女「何で○○ちゃんも一緒に来ないの?」

先生「今はおトイレ行きたくないんだって」

長女「じゃあ、トイレ行くのやめる!」

先生「いやいや、おしっこしてから行こう」

長女「えー!」

 走って教室に戻ろうとしたので、慌てて引き止めたということでした。

 長女なのに妹気質の甘えん坊な面があり、お友達だけでなく、担任の先生や、他の先生にも甘えて、毎朝ハグを求めているようで、面談中もずっと先生の膝に乗って抱きついて離れませんでした。ひとクラス約20人を、3人の先生でみているので、ひとりひとり丁寧にみるのは大変だろうなと思っていたのですが、面談で聞いた話ではすごくかわいがってくれて面倒をみてくれていることが分かりました。

 長女は食が細く、食事に興味がないのか食べている最中に飽きてしまうことがよくあり、入園の際に先生に相談していました。お昼ごはんの時は声かけをして食べさせてくれているようで、1回完食できたことがありました。よっぽど担任の先生が好きみたいで、先生が一緒にいてくれるから食べられたそうです。

 面談の最後の方で、「甘えてくれるのでかわいいですよ。他の先生達からも姫様と呼ばれてるんです」と言われました。家で女帝のようにわがままに振る舞っているので、園でも自由気ままにやっているんだなあと思わされました。先生が口先だけでなく、本当に子供が好きでかわいがってくれているのが分かるので、指示をする教育ではなく、気持ちの向くままにやりたいようにやらせて、締めるところはきちんと締めて物事を教えてくれているように感じます。

 ニコニコと満面の笑みで、キャーキャー声を上げて楽しそうに遊んだり、自分のやりたいようにできない時は思いっきり泣き叫んで感情を爆発させたり、喜怒哀楽がはっきりしている長女。家でも園でも、たくさん愛を受けて育ち、良くも悪くもお姫様のように可愛がられ、今日も自由気ままに、人生を謳歌しています。

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 次回は、「初対面に大興奮、大騒ぎするお姉ちゃん達と大泣きする弟」をお届けします。

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