2024.06.04 22:00
スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』3
『真のお母様、感謝します』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします。
真のお母様(韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。
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記者懇談会で「私が独り娘、真の父母です」と宣言
安豪烈(アン・ホヨル、1982年既成祝福)
2015年5月10日、真のお母様をお迎えして、欧州統一運動50周年祝賀会がオーストリアの首都ウィーンで開催されました。翌11日、韓国の主要メディアから7人が参加し、お母様を中心に記者懇談会が行われました。
私は対外協力本部長としてその場にいながら、正直、緊張していました。記者たちからどんな質問が出てくるか予想がつかず、お母様の権威を汚すことがあってはいけないと思ったからです。
懇談会はしばらく、健康の話や家庭連合の業績などの紹介が行われ、和やかに進みました。やがて記者の一人がお母様に、「総裁、194カ国で宣教活動をしておられるそうですが、具体的に戦略があるなら、お聞きしたいです」と質問しました。
そうしたら、お母様は「そうね」と言われた後、「皆さんは、私が誰なのか、知らないでしょう?」と切り出されました。その瞬間、会場内が静かになりました。皆が黙っていると、お母様はこう続けられたのです。
「私は、独り娘ですよ。私が万人の真の父母です。あなたたちも私を通じなければ、霊界の良い所に行くことができません。独り娘が誰であり、真の父母がどんな人なのか、それを知るためには、原理を勉強しなければなりませんよ」
私は気絶する寸前でした。記者たちが強く出ると思っていたのですが、お母様のほうがもっと強く出られたのです。
後に、参加していた一人の記者がお母様のみ言をそのまま記事に書きました。見出しは「神様の使命を受けた真の父母、独り娘として、人類救援のために真の家庭運動を広める」で、内容は「インタビューに臨む韓(ハン)総裁の印象は、カリスマ性あふれる宗教指導者というより、慈愛に満ちた母のようだった」というものでした。
私はこの記事を読んで、正直、「この人の記者生命は終わった」と思いました。韓国のキリスト教会が放っておくはずがないからです。
1週間くらいして、その記者に「批判はなかったのですか?」と聞いたところ、彼はこのように答えました。
「もう言葉にならないくらい、多くの人たちが反対してきました。それで私は反対する人に対して、『私がヨーロッパまで取材に行って韓総裁に直接会ったとき、韓総裁が、私が独り娘であり、救世主であり、私たちが真の父母だと言ったから、そのとおりに書いただけです。あなたの教会に、もし救世主、メシヤ、再臨主がいるのだったら、私がインタビューして記事を書きますから、紹介してください。あなたたちの教会には、牧師、長老、勸士(クォンサ)、執事しかいないではないですか』と言ったのです。そうしたら、二度と何も言ってこなくなりました」
【お父様がお母様について語られたみ言】
見掛けはおとなしく見えますが、度胸があるのです。……お母様の顔は優しそうに見えますが、手を見れば違います。分厚く、腹が据わっています。
(『真の御父母様の生涯路程』⑩ 54ページ)
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次回は、「東欧の涙の歴史に光を当ててくださった」(ユライ・ライダ)をお届けします。お楽しみに!