2024.04.29 12:00
私の心の中にいる神様 7
良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
毎週月曜日に配信予定です。
余命宣告からの解放(前編)
40年近くみ旨の道を歩み、八方ふさがりを感じながら、ついに不治の病(がん)に倒れ、家で療養の身です。余命宣告によると、2019年1月に聖和の予定でしたが、今なお生かされています。
2017年7月、子宮体がんステージ4、骨盤転移の告知を受けました。それまで健康を過信してきた私は、「はあっ?」と、キツネにつままれたような感じでした。
同年9月に行われたHJ天宙天寶修錬苑の大役事に、HJマグノリア国際病院に入院しながら参加。その後、日本で三大治療(抗がん剤、手術、放射線)を受けました。「治療は全て終わりました」と言われて、2018年1月に退院しました。
子宮は摘出しても、転移している右骨盤の骨のがんは完治できないまま、「余命半年から1年」との宣告を受け、聖和に向けてカウントダウンが始まりました。とても複雑な気持ちでした。
霊界を知る食口は死ぬことに恐怖はないはずですが、実際、聖和を目の当たりにすると、不安と恐れに囚(とら)われました。悶々(もんもん)とし、自分を見失いそうで、霊界に行った方がよいのではという思いもちらつきました。
それでも、できることを努力しようと、自己流の食事改善をしながら高麗人参を飲むうちに、体調が落ち着いてきたのです。
HJマグノリア国際病院のお医者さんにメールで報告すると、「奇跡」と驚かれ、骨のがんが治らないことに対しては、「子供のようにかわいがって、共に生きていくのよ」と励まされました。がん細胞は憎く、消えてほしいものなので、その言葉を深く受け止めきれず、「かわいがる」という言葉はピンときませんでした。
現代では、がんは慢性病のような感覚で、がんを持ったまま働く人も増えてきています。私の場合は、放射線の影響で骨がもろくなっているので、外出を控え、家事をしながら、ゆっくりと家で過ごすようにしています。
そのうち、これまで外的に、がむしゃらに走ってきたその足を止め、人生を振り返る機会が与えられたのだと思えるようになりました。『原理講論』もしっかり読んでこなかったことに気付き、読み直していると、病気が治るという箇所が所々にあることも発見しました。
思えば、絶対的確信を持ってこの道を歩んできたものの、歩むほどに良心の呵責(かしゃく)や負債が堆積して、押しつぶされそうになっていたのです。多くの恵みを受けながらも、真の父母様の勝利圏とは裏腹に、どうしてよいか分からない問題に途方にくれる現実がありました。天の前に申し訳ない姿でした。
そういう中、『世界家庭』(2018年12月号)を通して「自己牧会プログラム」に出合ったのです。
(続く)
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次回は、「余命宣告からの解放(後編)」をお届けします。