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男女の違いと夫婦の関係 14

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第一章 変わり行く日本人の家庭像

4 離婚の理由

1)急増する離婚

 結婚の件数はほとんど変わらないのに、離婚の件数だけが恐ろしい勢いで増えています。

 以下は、厚生労働省「人口動態統計報告書」による婚姻件数及び離婚件数のデータです。分かりやすくするために10年おきにデータを並べてみます。

 表5のデータの中で、1970年の結婚件数が特に多いのは団塊世代の2世の結婚ラッシュ期にあたるためですが、通常は1年間に結婚するカップル数はほぼ70万〜80万組です。しかし婚姻件数に比べて離婚件数の方はどんどん増え続けています。

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 終戦から15年経った1960年(昭和35年)の時点では、日本全体の1年間の離婚するカップル数は約69千組でした。それが40年後の2000年には264千組に達しています。1970年代にも増えましたが、特に90年代以降ものすごい勢いで離婚の件数が増えています。そして、2001年には遂に285千件を超えました。

 2001年の1年間に結婚したカップル数は80万組です。それに対して28万組という離婚の数は驚くべき数字です。

 これは法的離婚の件数ですから、法的離婚には至らないが、別居や家庭内別居のような状況であるとか、夫婦が険悪な状態にあるという家庭は相当数に上ると思われます。そう考えると、今は、夫婦がうまくいっている家庭の方がむしろ少ないということになってしまいます。

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 次回は、「別れる理由」をお届けします。

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◆松本雄司氏の著作はコチラから


◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから