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新米ママのありのまま 14
新年に思いを巡らせる元日の朝。感謝を忘れない年でありたい

(APTF『真の家庭』255号[2020年1月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 特別な雰囲気が漂う元日の朝。波間から立ち込める霧のような水蒸気を眺めながら、今か今かと初日の出を待ちわびる。ゆっくりと黄金色の光が辺りを包み込み、ようやくお目見えした神々しくも優しいご来光。娘がお腹の中にいる時に見た海辺での光景が目に焼き付いて離れません。

 元日の朝はどこか厳かな空気が流れているのを感じます。新たに1年を迎える節目の日、今年はどんな年になるか思い巡らします。

 4月から保育園に入園する予定の娘にとっては、新生活が始まる年です。お友達と遊ぶことが大好きなのですが、保育園に通えていない今は、得意のひとり遊び。しかし、公園などで同い年の子供がいるとすぐに「お友達!」と言って話しかけたり、「一緒に遊ぼう!」と嬉しそうに声をかけたりします。ほんの少しの時間でもよっぽどお友達と遊ぶことが楽しいのか、先にお友達が帰ってしまうと、「一緒に行くー!」と後を追いたがり、姿が見えなくなると「もっと遊びたい!」と泣き出してしまうことも。友達を慕う情がとても深いので、まだ保育園に通わせてあげられないことが申し訳ないと思う程です。保育園に通い始めれば、毎日お友達と遊び、遊びの中で対人関係や社会のルール、マナーなどを覚えていくことでしょう。家の中での保育よりも更に成長が期待できます。

 そしてもうひとつ。5月には家族がひとり増え、娘はとうとうお姉ちゃんに。今から赤ちゃんのことや、お姉ちゃんになることを伝えていますが、まだ実感が持てていない様子で、「赤ちゃんはどこ?」とよく聞いてきます。「お腹にいるよ」と言ってもまだ分からないようで、対面できる日が待ち遠しいです。

 今年は娘にとって初めての事だらけの1年になります。また、親にとっても保育園入園をすることで日々のスケジュールに変更があったり、娘をみながらいちから赤ちゃんを育てることになり、生活が大きく変わっていきます。新生活を迎えられることは楽しみな反面、赤ちゃんを抱えながら、家事、育児、仕事の両立はできるだろうかという不安もありますが、尊い命を2人も授かることができたことに感謝する気持ちを常に持っていきたいと思います。

 お腹の子を授かる前に一度流産を経験しているので、今回の妊娠は初期の内はまた流産しないかと不安が募る一方でした。しかし、つわりを通して、お腹の子が「自分は元気だよ、心配しないで」と言ってくれているようで、不安が希望に変わりました。命を授かる事は奇跡で、子供は神様からの贈り物だと改めて実感しました。大切にお腹の中で育てて、無事に生みだしてあげたいです。

 元日の朝、降り注ぐご来光の背後にいる神様に、健康で元気な子が生まれますようにと、祈りを捧げます。

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 次回は、「『イヤ! 自分でやる!』自我意識発達の時期に、トレーニングチャレンジ!」をお届けします。

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