2024.02.03 22:00
喜びと幸せの生活伝道 29
「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。
篠崎 幸郎・著
第四章 伝道のポイント
二、伝道・教育観の転換
神様の夢とビジョン
これまで長い間、個人の悩み、ニーズ、課題に焦点を当て、その解決のために講義や牧会をする伝道をしてきたのではないでしょうか。伝道対象者は原理のみ言を聞き、自己の矛盾性を知的に理解して、自分自身の課題を自覚します。そして原罪と堕落性を自覚することによって、自身の限界を感じ、メシヤの必要性を認識するようになります。そのようなことから「原罪を清算するためにはメシヤを迎えなければならない」「原理が真理だから、この道を歩まなければならない」というように、義務感や使命感で歩みがちでした。
それに対して、天一国時代では神様の夢に焦点を当てます。伝道も、伝道対象者に神様の夢とビジョンを投げ掛けます。そして、ために生きる真の愛を実践することによって、苦労と犠牲の中でも湧き上がってくる本心の喜びを発見します。
「この喜びは何だろう? 私は神様の子供ではないか!」と、自分の中にある神性を発見するのです。
では、神様の夢とビジョンとは何でしょうか? それは、天国を開く門である「真の家庭」です。それが、私たち家庭連合のアピールポイントになるのです。
この「真の家庭」のビジョンを対象者に投げ掛け、本心を啓発しながら育てていきます。そうすれば、真の愛を育み、真の家庭を築きたいと願うようになります。そして、それを実体化された真の父母様を慕うようになるのです。
本心の喜びから出発した伝道対象者は、やがて祝福を受け、真の家庭の実現に向かいます。さらに三代圏へ、氏族圏へと祝福の喜びを拡大していくのです。そのような家庭が、神様の夢の主人、摂理の主人になっていくのです。
私たちは対象者の本当の幸せ、三代圏の幸福に責任を持つのです。「三代圏の祝福家庭を実現していく」という明確な「伝道教育観」を持って伝道していかなければなりません。
私たちは伝道・教育に対するこれまでの捉え方・考え方を転換しなければなりません。その特徴を下の表にまとめてみました。右側の過去の伝道・教育観が必要でないというのではありません。左側に重点を移していくのです。
これまで、私たちは霊の親として成長できていませんでした。伝道しても、自分で霊の子を育てず、預けて育ててもらうことが多く、生んだけれども親にはなれていませんでした。しかし、日本の全国民を伝道するには、霊の親が霊の子を責任を持って育てる、そのような文化に変わっていく必要があります。真の父母様が人生を懸けて人類を救うために投入されたように、私自身が諦めずに霊の子に投入し続け、「父母の心情、僕(しもべ)の体」のみ言を実践して本物の親にならなければなりません。
【編集部注】
「霊の子(霊の親)」は「信仰の子女(信仰の親)」のこと
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次回は、「神様の夢に向かって」をお届けします。