私の心の中にいる神様 199
許すために生を授かった

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

許すために生を授かった

(男性 60代)

 私は家庭連合に来てからもあれこれと思い悩み、諸宗教を遍歴していた時期があります。
 何のためにこの生を授かったのか、という疑問があったからです。
 もちろん、統一原理を通して答えはあるのですが、個人としての実感を求めていました。
 最近、良心との対話を通して、その疑問に対する答えがありました。

 高校生の息子の誕生日にシャープペンシルを送ろうという話が持ち上がりました。息子と話し合って、ちょっと特殊な芯が必要なものを買うことになりました。

 息子が、ある文具店に電話で問い合わせて、そこの店にあるというので行ってみたら、ありませんでした。
 他の文具店にも何件か問い合わせてみるのですが、電話では「ある」と言うのに、店舗にはないのです。

 店員は丁寧に事情を説明してくれるのですが、私はイライラしてきました。
 「そもそもね…」と私が話し始めたら、「そういうお父さんは嫌いだ」と息子が言います。「おまえのために言ってやっているのに!」といら立ちが強くなり、息子との会話も険悪になってきました。

 そうしたら、何とこのタイミングで良心から、「おまえは許すためにこの世に生を授かったんだ」と言われたのです。
 「多く愛されたものが多く愛すべき」とも言われ、確かにそういう聖句があったな…と腑(ふ)に落ちてきました。

 気を取り直して、「ネットで探そうか」と息子に尋ねると、「直接探したい」と息子は返してきます。
 「なかったらどうするんだ」と聞いても黙っていて、どうしたものかとため息交じりに歩いていると、「原理は素晴らしいが、使い方を知らない」と良心が言ってきました。

 素晴らしい機械でも、その使い方が分からないと意味がない…。ここでキーになるのが「許す」ということなんだな、許す父親を息子は願っているんだなと分かりました。

 良心との対話を通して、多くのことを学ばせていただいています。

---

 次回は、「あなた、変わってよ!」をお届けします。


◆本編で紹介されている『自己牧会プログラム』の、ワークの内容を詳しく書籍でご覧になりたいかたはコチラ