https://www.kogensha.jp/

スマホで立ち読み Vol.26
詩集『お母様に捧げる詩』8

李成萬・著

(光言社・詩集『お母様に捧げる詩(うた)』〈20211225日初版発行〉より)

 スマホで立ち読み第26弾、詩集『お母様に捧げる詩』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
 本書は李成萬(イ・ソンマン)先生が真のお母様の世界巡回路程の際にささげた詩をまとめたものです。真のお母様も大変喜ばれたというこれらの詩は、情景が浮かぶような丁寧な描写でお母様の歩みを証ししています。

---

その日のお母様の涙の意味を知るや

2019年12月28日、真のお母様をお慕いしながら

▲ほほ笑まれる真のお母様

振り返れば、6千年を経た出会い
それは、
言葉ですべては形容し難きこと
アダムの失楽園と
(のち)のアダムの十字架で
真の父母様、
6千年を経て顕現されたり

天の父母様、
2千年の歳月、
地の果てまで福音の種をまかれ
愛で内なる人を育まれたのは
ひとえに初愛の独り子、
独り娘のためです

よって、天の摂理は
クリスチャンなれば
誰もが東方の三博士のごとく
真の父母様が誕生された日
栄光をお返しし、仕え、
(はべ)るべきものを、
眠りについたとしても、
真の父母様が聖婚された日からは
歴史になかった孝子・孝女の道を
行くべきだったのに……

私の息子よ、私の娘よ
(むせ)びて呼び、
疲れ果てるまで呼んでも、
こだまするのみ
抱いても抱いても、抱かれることなく
山河が六たびも変わって*1やっと
分かるとは、出会うとは……

その日、
世界のキリスト教を代表した義人
南ア共和国の預言者ハデベと
この時代のローマ、
米国のビショップ、
ノエル・ジョーンズが
真の父母様の、
成熟した洗礼ヨハネとなり
独り娘・お母様を万国万民に
堂々と証(あか)し、
誇り、侍り、従って
世界のキリスト教聖職者と
クリスチャンが行く道をつくり
(のり)を示します

二人の洗礼ヨハネがならした道を
歩いて上がってこられた
人類の母、平和の母
きのう、きょう、そして明日の万感交到(こもごもいた)*2
痛哭(つうこく)し、
熱い涙を流されます

大きな痛みが
小さな痛みを治癒するごとく
さらに深き涙であればこそ
他の涙をぬぐえるように
実体聖霊の涙
涙で涙をぬぐう役事が起こります

お母様の涙で、
天の父母様の6千年の長い歳月
止めどない涙をぬぐわれ
真のお父様の、
ついには噴き出した滝のような
涙を止められ
イエス様の恨(ハン)多き
涙も止められて
孝進(ヒョウヂン)兄様と
興進(フンヂン)兄様の
心で泣いた涙までも
すべてぬぐわれます
他の人の、川のごとき涙でも
代わりにはならない涙
それが
お母様の涙だということを知りました

お母様の涙が雨となって降ります
皆が涙雨で、心もぬれ、身もぬれ
骨の髄までぬれました
私たちは悔い改めの涙、告白の涙、
決意の涙で
お母様に続いて涙を流し
幼く足りなくとも、
あなたの息子・娘だと
お母様と共に泣きました

世界のキリスト教聖職者たちに
涙でみ言(ことば)の種をまかれ
涙で水を下さると
一日に何尺ずつも伸び育ち
驚くほど美しく、かぐわしい花
遠からず孝情(ヒョヂョン)の花が
咲き始めます

その日、お母様の深奥な涙で
皆が霊魂の目を開け
涙の意味を悟り、相続します
涙には喜びの涙、感激の涙、
感謝の涙もあるということを
私たちは、
いつまでも必ず記憶いたします

その日のお母様の涙の意味を
骨に刻みつけ、額に記録しておきます

天一国7年天暦12月3日(2019年陽暦12月28日)


*1 60年の意。「十年たてば山河も変わる」という韓国のことわざがある。

*2 様々な思いが次々と湧き起こること。

---

 「スマホで立ち読み」での連載は、今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございます。続きは、ぜひ書籍でご覧ください。



「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

詩集『お母様に捧げる詩』を書籍でご覧になりたいかたは、コチラから

韓国語でご覧になりたいかたは、コチラから