2023.08.30 17:00
スマホで立ち読み Vol.26
詩集『お母様に捧げる詩』3
李成萬・著
スマホで立ち読み第26弾、詩集『お母様に捧げる詩』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
本書は李成萬(イ・ソンマン)先生が真のお母様の世界巡回路程の際にささげた詩をまとめたものです。真のお母様も大変喜ばれたというこれらの詩は、情景が浮かぶような丁寧な描写でお母様の歩みを証ししています。
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お父様のように、お母様のように
志せば必ず成就されるお方、
神様は父母なり
血と汗と涙の父母の愛を
与え続けて6千年
水晶のように清められた血脈で
独り子と独り娘は降臨されました
蕩減(とうげん)の茨道、
峻嶺(しゅんれい)をみな越え
苦海の荒波もすべて乗り越えて
父母と国を失った万民の
救世主、真の父母として
登極されたのです
土にも劣る罪人を生かそうと
父母の心情、僕(しもべ)の体で
めんどりが雛(ひな)を抱くように
世の中をみな抱かれました
み旨のためだけに
心を尽くし、命を尽くし
一生涯、骨がきしみ、
肉がそがれる血みどろの闘いで
億万のサタンに打ち勝って
神様の解放の旗を
高々と掲げられました
お父様は、幾たびも
「私が霊界に行って
すべきことが多い」と語り
凱歌(がいか)をあげる前に
「すべて成し遂げた」と
天地に宣布して
忽然(こつぜん)と天の仕事場へ
旅立たれました
お父様、霊界はいまだ
決戦場になっているのでしょうか
無数なる霊人の
痛哭(つうこく)の叫びに、
胸をえぐられ
きょうも、昼夜なく
東奔西走していらっしゃるのでしょうか
聖霊に逆らった霊を閉じ込める所
底なしの地獄を釈放しようと
億兆蒼生(そうせい)
萬勝君皇(くんのう)の輝く
王笏(おうしゃく)から
生命(いのち)の綱を長く長く垂らし
深淵(しんえん)へと
下りていかれたのでしょうか
そこでも背筋から流れる汗で
上着をびっしょりとぬらし
活火山のように
み言(ことば)の火を
吐き出していらっしゃるのでしょうか
燃え盛るみ言の火で懺悔(ざんげ)させ
祈祷の涙で幾千万の霊人の罪を
みな洗い流し
精誠の汗で億万の霊人に浸礼を授け
過ちの痕跡をもすべて
消していらっしゃるのでしょうか
お父様
時には「オンマヤ ヌナヤ(*1)」を
歌いながら
ゆらゆらと肩を動かして興に乗り
「故郷無情」や「心の自由天地」に
手拍子を取っていらっしゃいますか
「山には花が咲く、秋春夏なく、
花が咲く」
お父様の渋い
「山有花(サニュファ)」の歌声に
この8年間、
孝情(ヒョヂョン)天苑の赤い
クロフネツツジが
咲いては散り
天聖山(チョンソンサン)の小鳥も
曲に合わせて鳴きました
お父様、時には平和の笑顔も
浮かべていらっしゃいますか
夢に見るだけで、
皆が幸せになる笑顔の花を
満面に咲かせていらっしゃいますか
お父様が天に向かわれるとき誓われた
「命が尽きるその日までに
天一国を必ず築いてさしあげます」
その途方もない約束を、
お母様はしっかりと握り締め
8年を一日のように、千年を経るごとく
駆けてこられました
「私だけが残りました」と、
独りで泰山を背負い
昼夜なく気をもまれ、
地の果てまで駆け巡られました
私たちは、
お母様にお会いするとき、
お父様にもお会いしました
お母様のみ言を聞いていると
お父様のみ言も聞こえてきました
お母様の生き方を通して、
天のお母様にもお目にかかりました
「オンマ、ありがとう」
お父様のそのみ声が
今さらながら、
しきりに耳元に聞こえてきます
きょうは、お父様が天に発(た)たれ、
8周年となる日
世界中の子女たちが、
華やかな一輪のバラと
心からの愛を一抱え、お捧げします
「天一国を創建し、
たった一日でもその国で暮らしてから
逝かなければならない」
とおっしゃったお父様の夢を
成し遂げてさしあげようとする
その誓いと慕わしさが、
かぐわしい百合(ゆり)の香りに
染まりました
お父様のみ言を雲の柱
実体聖霊であるお母様を火の柱として
神統一韓国の
ヨシュアとカレブになります
神統一世界安着のカナンの地が
向こうに見えます
神天宙安着の日、2027、
真の天の父母様の日まで
天一国安着の独立の闘士となり
孝情の帯を固く締め
荒野の男として駆けて行きます
お父様をお手本にし、お母様に倣い
お父様のように、お母様のように
天一国8年天暦7月17日(2020年陽暦9月4日)
*1 韓国の童謡。タイトルは「お母さん、お姉さん」の意。
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次回は、「海の星、宝石の島となった国よ」をお届けします。