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真の父母様の歩まれた道 16
少年期の真のお父様①
「人は死ねば、骨だけになるのだな…」

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は、数えで12歳のとき、ひいおじいさんのお墓の中を見ました。墳墓を掘って、遺体を別の場所に葬り直していたのです。お父様は遺体を見て、びっくりしました。「ああ、人が死ねば、このようになるのだな。目も、肉も、なくなってしまっている。このように骨だけになるのだな……。これが人の骨なのか」と思ったのです。

 皆さんは、骸骨を見たことがありますか?

 真のお父様は、お父さんやお母さん、また、おじいさんやおばあさんから、「ひいおじさんは、こういう人だったんだよ」という話を聞いていました。しかし、骨を見ると、ひどい姿なのです。それで、「お父さん、お母さんも、あのような姿になり、自分もあのようになってしまうのだ」と思い、このことで相当に悩まれました。

 真のお父様は、分からないことがあると、我慢できなかったのです。

 村で高齢のおじいさんが死ぬと、何の病気で死んだのか尋ねました。必ず、葬式をしているところに訪ねていって聞いたのです。そのようにして、村のことに詳しくなったといいます。

 真のお父様は、あらゆることに興味津々でした。

 お母さんが、リンゴやマクワウリをくれると、真のお父様は「この、マクワウリは、どうしたんですか?」と尋ねるのです。そうすると、お母さんは、「どうしたも何も、お兄さんが買ってきたんだよ」と答えます。すると今度は、「どこの畑のマクワウリですか?」と尋ね、さらに「その畑で買うとき、おばあさんが摘み取ったの? それとも、おじさん? そうでなければ、お兄さんか、お姉さんが摘み取ったの?」と聞くのです。

 真のお父様は、そのようなことが、とても気になりました。

 マクワウリも、誇ることのできるものであれば食べるのですが、誰かが盗んできて売ったものかもしれないのです。真のお父様は、そのことを、はっきりさせてから食べないと、気分が良くないのです。お父様は、このように語られています。

 「私は、飢えて死ぬとしても、盗んできたようなものは食べることができません。ですから、食べずに過ごすこともありました」

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 次回は、「お母さんのために作ったポソン」をお届けします。