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新・熱き祈祷のすすめ 15

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第四章 祈る内容

2 生活の中の祈り

③車を運転するときに
 車の運転をする人であれば、ハンドルを握ったら、アクセルを踏み込む前に、30秒でもいいからお祈りをします。
 「天のお父様、これからどこどこの目的地にこういう目的で行きますから、どうか冷静に運転させてください」。
 ある教会の責任者をしていた時に、みんながこの祈りを習慣づけるようになってから、目に見えて事故が少なくなった体験をしました。

④人と話し合う前に
 これから人と会って話をするというとき、そのまま行けばただの話に終わるかもしれません。しかし、その人と話をする前にたとえ数分でも、「これから誰々さんと大事な話をしにまいります。どうぞ私に語るべき言葉を与えてくださり、あなたが導いてください」と祈って行ったならば、それはただの話ではなく、神が導いてくださるのです。

 このように、祈りは具体的、現実的なものであり、何も祈祷室の中だけでするものではありません。うれしいことがあった時は、躍り上がって走り回りながら、「天のお父様、本当に良かったですね」と祈ることもできます。また悔し涙を流しながら、「お父様、申し訳ありません。悔しいです」と、神に心情を寄せながら共に泣くのです。美しいものがあれば、それを見ながら、「本当に美しいですね」と神と一緒に喜び、語らいながら歌うのです。そうなっていけば、祈りが生きたもの、生活化されたものとなります。

 将来においては、形式としての祈りは必要なくなるでしょう。しかし、喜びや悲しみなどを味わう生活の中に、常に自然な神とのかかわり合いがあるのです。これが本来的な意味での祈りではないかと思います。

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 次回は、「より公的な祈り(前編)~神に受け取られやすい祈りとは」をお届けします。


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