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真のお母様の人生 11

お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生

(『TODAY'S WORLD JAPAN』2014年1月号「証し お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生〈後編〉」より)

 『TODAY'S WORLD JAPAN(トゥデイズ・ワールド ジャパン)』に掲載された、鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長の証しを毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

 真のお父様と最終一体をなし、天宙の母として立たれた真のお母様とはいかなるおかたであるのか。真のお父様が霊界から「あなたは神様が摂理のために私に下さった最愛の妻であったばかりでなく、最も誠実で身近な弟子だった」と語られた、そんなお母様のお姿の一端に触れることのできる証しです。
 この証しは2003年、真のお母様の還暦を祝って韓国で刊行された「韓鶴子(ハン・ハㇰチャ)総裁還暦記念文集」の第2巻に掲載されたものを翻訳し、整理したものです。(編集部)

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【共産圏巡回】
愛に飢えていた若者たちが真の母の愛に触れて立ち上がる

 お母様が初めて共産圏に入られたとき、霊的に大変苦しまれました。そこにいる多くの霊人たちを全て救ってあげなければならないという責任を感じられたのです。お父様がご一緒であれば少しは楽であられたのでしょうが、そのときはお一人であったため、一身でその困難を受け止められたのです。

 1993年に東欧のクロアチアに行かれたときは、紛争のまっただ中でした。ホテルの部屋に入ると、無念を抱きながら悲惨な状況で死んでいった霊人たちが皆、救いを受けるためにそこに来ていることが感じられました。その日の夜、お母様と私、そして同行した日本の女性食口(シック/家庭連合の教会員)と共に、お母様のお部屋で祈祷の精誠をささげたことは今も忘れられません。

 そこでは、長い間、共産治下で苦労し、愛に飢えてきた若者たちが伝道されていました。彼らは実体の父母様に侍(はべ)ることができるという喜びにあふれ、眠ることも忘れて一生懸命に侍りました。彼らの純粋で美しい顔が、しきりに思い出されます。お母様は、その食口たちにもっと尽くしてあげたくて心を痛められました。「良い環境に連れて行ってしっかりと育て、素晴らしい指導者にしてあげたい」と切ない思いで願われたのです。

(続く)

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 次回は、「100か国、600回以上の講演をし、参加者を魅了された」をお届けします。

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