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青年よ行け、そして世界を救え 5

 36家庭の朴普熙(パク・ポーヒ)先生(1930~2019)による講演「青年よ行け、そして世界を救え」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。

(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)

二、神の本質は真の愛

神の創造の目的は“喜び”

 皆様。
 皆様は、何が一番うれしいのでしょうか? お金でしょうか? 大学合格でしょうか? 就職でしょうか? それも、もちろんうれしいことです。ところが最高の喜びは、だれかから愛される時であります。それよりももっとうれしいことは、だれかを愛する時であります。皆様もそうではありませんか? 「愛する」、「愛される」、それ以上の喜びはございません。絶大なる喜びは、絶大なる愛からくるものであります。絶大なる愛が、絶大なる喜びを呼び起こすのです。それで、喜びを求める神の本質は、真の愛でございます。

 ところが、その愛は必ず対象を要求します。愛は一人では発動しません。対象なくしては、いくら愛の神様であっても喜ばれません。皆様もそうではありませんか? 一人で、愛の喜びを感ずることができますか? できません。神様もそうでございます。それで、神は人間が愛の対象として、絶対に必要となるのでございます。

 それで被造物はすべて、神の真の愛の対象としてつくられたのであります。人間は神の愛の直接対象としてつくられ、そして宇宙と万物は神の間接的対象としてつくられました。

▲神と人間と宇宙の関係

 人間は神様の鏡であります。「GOD created man in His own image. 神は自分のかたちに人を創造された」と、聖書にあります。「人乃天」、人、すなわち神であります。人間は神そのものの姿と心をもち、神の愛の絶対なる対象となって、神の無限なる愛を受けながら、また無限なる喜び(JOY)を神に返す立場でありました。人間は“見える神”であり、神は“見えない人間”なのでございます。ただ違うのは神は創造主であり、全知全能なる存在であるということであります。これは時空を超越した偉大なるレバレンド・ムーンの宣言でございます。

 神は宇宙と森羅万象を人間の家としておつくりになりました。そして今、私たち人間は“神の子女”であり、神は人類の親であります。そして、この親子を結ぶ絆(きずな)は、真の愛でありました。親は子を見て、喜びたいのでございます。人間の親子の心情そのものでございます。

 また、神と人間の関係は、皆様の心と体の関係でもはっきりします。皆様、心がありますか? では、皆様の心を手の平の上に出して見てください。それはできないでしょう。でも、その見えない皆様の心が皆様を司る主人であり、主体であることは、だれも否定できません。その心が神の立場であり、体が人間の立場であります。私たちの生活は、見えないエネルギー、電気が支配しております。私たちの体は、見えない心が支配しております。そして、私たちの宇宙は、見えない神様が支配しているのでございます。

▲神と人間との関係

 もう一回申し上げます。神の人間創造の目的は喜び、すなわちJOYでございます。ところが、何事かが起こったのです。今、私たち人間は、その神の存在も知らない。いや、そんな神はいない。神は死んだと言っています。これはちょうど、私たちを生んでくださった父親、母親を側において、「私には親なんかいない。そんな者、あり得ない」と叫んでいるのと、全く同じことであります。

 それを聞く我が父母は、いかに嘆き悲しむことでしょうか?
 それが今の神の心情であります。喜ぶべき神、人類の親は、嘆き悲しむ親となりました。親をこのような状態にしておいて、その子女たる人類が、幸福になれるはずがございません。親を病床において、その前で踊りを踊れる子がいるでしょうか?

 ですから、この世は、神を喜ぶ神にしない限りは根本的な解決はありません。それは人間が神の喜びの対象になることでございます。

 皆様。
 どうして、この世がこのようになってしまったのでしょうか? これは歴史において最も不可解な疑問でありました。これを探り出した方が、ほかならぬレバレンド・ムーンでございます。それをはっきりと知るためには、私たちは神の創造と堕落の世界を少し理解しなければなりません。

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 次回は、「神の創造と堕落と復帰」をお届けします。