https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4142

共産主義問題が分かる 3

 「共産主義」とは一体何なのか? 国際勝共連合のサイトから、共産主義問題や勝共理論が分かるコンテンツをご紹介します! 各回、3分ほどでお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

第一章 共産主義とは何か?

「暴力革命が唯一の選択肢だ!」と訴え続けたマルクス-暴力革命

■共産主義の排他性と暴力性

 共産主義は、一見すると自由や平等を目指し、理想を実現しようとする思想のように見えるかもしれません。しかし実際は全く違います。その本質は排他性と暴力性にあるのです。

 カール・マルクスは生涯をかけてたくさんの本を書きました。その一つに「共産党宣言」という本があります。その中に、次の有名なくだりがあります。

 「共産主義者は、これまでのすべての社会秩序を暴力的に転覆にすることによってのみ、自己の目的が達せられることを公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命の前におののくがよい

 なんとも恐ろしい文章ですね。とても平和を追求する人が書いたとは思えません。

 マルクスが唱えた共産主義社会とは、資本家が一人もいてはならない社会です。決して「いろいろな考え方の一つとして共同経営もある」というような穏やかなものではありません。そしてマルクスはその社会を実現するには、社会を「暴力的に転覆する」以外にないと断言しました。反対するものは許さない。むしろ暴力を用いてでも排除する。人殺しさえいとわない。それがマルクスが訴えた内容でした。

 実はマルクスは書籍の中で、共産主義が理想とする社会の在り方についてはほとんど説明しませんでした。では何を書いたかというと、大半は、「なぜ暴力革命が必要なのか」という内容です。この理由を示すために、マルクスは人生の大半を費やしました。

 ですから共産主義が広がることは、すなわち暴力や殺人が広がることを意味します。決して自由や平等が広がることではありません。事実、これまでの共産主義による犠牲者は、世界で1億人を超えています。中国や北朝鮮では、さらなる犠牲者が日々、増え続けているのです。

 皆さんは、世界史に残る悪や虐殺といえば、ナチズムや世界大戦などをイメージするのではないでしょうか。確かにそれらの悲劇は二度と繰り返してはなりません。しかしナチズムによる犠牲者(約2500万人)、第二次大戦の犠牲者(約8千万人)を足しても余りある犠牲者を出したのが共産主義の弊害です。そしてその共産主義が、今も日本の国内外に立ちはだかっています。

 続いて、このような暴力的な共産主義がなぜ世界に広がったのか、その理由を見てみましょう。


LINE勝共ラシンバン】
お友達、お待ちしております。
ご登録はこちら↓