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私たちの真の父母様
〜文姸娥様のメッセージ〜

真のお母様は今、何を見詰めていらっしゃるのか(5)

(『世界家庭』2015年10月号「文姸娥様のメッセージ 真のお母様は今、何を見詰めていらっしゃるのか」より)

 『世界家庭』に掲載された「文姸娥様のメッセージ」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

 文姸娥(ムン・ヨナ)様(文孝進〈ムン・ヒョウヂン〉様令夫人)が8月14日から18日、真のお母様の願いを受けて来日され、各地を巡回して親しくメッセージを語ってくださいました。
 文姸娥様は一貫して、真のお母様のご心情に寄り添いながら、「真のお父様の願いを成し遂げようとされるお母様と共に、天に孝行を尽くしていきましょう」と訴えられました。

 ここでは、東東京教区新宿教会(当時)で8月15日に開かれた国際祝福家庭の集いで、首都圏の国際祝福家庭630人を前に語られたメッセージ(翻訳し、整理したもの)の一部を紹介します。なお、タイトルは(『世界家庭』)編集部で付けました。(文責・『世界家庭』編集部)

▲国際祝福家庭の集いでメッセージを語られる文姸娥様(8月15日、新宿教会)

同じ父母に侍る子女として最後まで一緒に行きましょう!

 皆様、ご自分のお子さんのことを考えてみてください。何人かいれば、優秀な子供ばかりではないでしょう。劣った子供、心配でならない子供もいることでしょう。しかし、親はどんな子であっても、皆が等しく幸せに暮らせるようになることを願います。もし心配な子を残して死ぬときには、しっかり生きている子を呼んで、「おまえ、あの子を頼むよ」と遺言するでしょう。

 真のお母様はなぜ私たちに、「一緒に行こう」とおっしゃるのでしょうか? なぜ、お母様の胸に釘(くぎ)を打ち込む子供たちをも、最後まで待とうとされるのでしょうか? 捨てることができないからです。諦めることができないからです。

 ところで、そのような心はどこから来たのでしょうか? 天の父母様から来たに違いないのです。私たちは天の父母様を目で見ることはできませんが、真の父母様は唯一、天の父母様を知り、感じていらっしゃるおかたです。だからこそ、独り子であり、独り娘なのです。

 真のお母様のお気持ちはこうであると思います。「あなたたちが生涯、苦労してきたことはよく分かっているが、ここで止まることはできない。止まれば今までの苦労がむだになり、悔やんでも悔やみきれないことになる。だから申し訳ないが、もう少し一緒に苦労してほしい。子供たち、子孫がより良く生きられるよう、さらに精誠を尽くそう」

 私は二世の立場からも、皆様に感謝を申し上げなければなりません。皆様は初期の頃、その耕されていない環境において信仰を貫いてくださいました。もし私たち二世が同じ環境に生まれたとしたら、とても生きてはいられなかったことでしょう。一世の皆様の築いた基盤のうえに生かされた二世たちであることを、私はよく知っています。

 今まで苦労されましたが、どうぞ、「いつまで投入すればいいのか」とはお考えにならずに、「子供たちのために少しでもたくさん残してやろう。少しでも楽に行ける道にしてやろう」と思っていただければと思います。

 真のお父様は最期に当たり、「録音するように」とおっしゃって、酸素吸入器をつけたお体で祈祷をしてくださいました。あの苦しそうな息遣いを皆様も忘れることはできないでしょう? そうであるならば、誰よりもそのお父様の思いをご存じの真のお母様でいらっしゃることも、どうぞ心に留めてください。

 今は本当に難しい時期です。同じ食口なので、同じ父母に侍る子女なので、一緒に行きたいのです。目的地に到着する時まで、投入し、さらに投入していきましょう。そうして、天の父母様の喜ばれる孝子・孝女となってくださるよう、お願いいたします。

 皆様、最後まで一緒に行きましょう!

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 次回からは、「学んでも学んでも到達できない真のお母様の深い愛と心情の世界」(全4回を予定)をお届けします。