2022.11.24 22:00
松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 34
二人が満足できる性生活/霊界での夫婦の愛
「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
人気シリーズ「愛の知恵袋」(APTF『真の家庭』に連載)でおなじみの松本雄司先生が、男女の違いから夫婦生活に至るまで、夫婦愛のポイントを分かりやすく解説しています。
松本 雄司・著
13 豊かな性生活②
二人が満足できる性生活
次に、夫婦二人が共に満足できる性生活を送る秘訣(ひけつ)を、ワンポイントだけお話しします。
夫婦生活を登山に例えて見ましょう。まず、基礎知識ですが、男性は短時間で頂上に登り、頂上に着いたら眠くなってすぐ下山してしまいます。しかし、女性は頂上を極めるのにかなり長時間を要します。また、頂上に着いたらしばらくいい眺めに浸って、ゆっくり下山します。ここが、根本的に、男性と女性では違います。
実は、夫だけが頂上に登って、妻は登れないまま下山するというご夫婦の場合、その原因のほとんどは、“前戯の不足”です。したがって、夫も妻も共にオーガズムを経験できる方法は、次のとおりです。
①夫は十分な時間をかけて妻に愛撫(あいぶ)を与え、いったん、前戯だけで妻を頂上に連れて行き、妻が頂上の感動の余韻に浸っているうちに、夫も一気に頂上に駆け上る。
――これは、最も確実な方法です。
②もう一つの方法は、同じく十分な時間をかけて愛撫を与え、妻が九合目あたりにさしかかったとき、夫に合図を送って、そこから二人で一緒に頂上を極める。
――これは、より高度になりますが、二人がほぼ同時に、頂上の感動を極めることができる方法です。
霊界での夫婦の愛
李相軒(イ・サンホン)先生は霊界の天国での夫婦の愛し方について、次のように啓示で教えてくださいました。
「互いに愛で一つになるから、夫婦の姿は、夫婦生活それ自体が、神様の前に無限の愛の実体の姿として現れます。正に、喜びを捧げる場面です。花の中で、大きくうねる波の上で、青い芝生の上で、鳥たちがさえずる山の中で、森の中で、愛するとき、周囲にいるすべての万物たちが、踊り踊って受け答え、神様の美しい燦爛(さんらん)たる光に包まれるという場面は、肉身を身につけている私たちの常識としては、到底理解ができないことです。ところが、一つになれない夫婦は、やはり霊界でも寝室でだけ愛するというのです。一方が完成できなかったり、欠陥があれば、その一方が完成するまで待たなければならないが、その時間は言い表せないほど長い時間であり、約束することができないのです」
(『霊界の実相と地上生活』より)
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次回は、「地上での愛の完成を」をお届けします。