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★鮮文大学校建学50周年記念式★

 10月26日、韓国・牙山市の鮮文大学で「鮮文大学校建学50周年記念式」が開催されました。
 第一報をお届けします。詳細は11月15日号の『中和新聞』で掲載する予定です。

■「鮮文ビジョン2030」が発表される
 
鮮文大学校建学50周年記念式は、鮮文大学牙山キャンパスにある圓和館アートホールで行われ、鮮文大関係者ら約300人が集いました。

 黄善祚(ファン・ソンジョ)鮮文大学総長は記念の辞の中で「鮮文大学は建学50周年を基点として『天地開闢鮮文学堂』のビジョンをもう一度胸に刻み、特性化されたグローバル大学に向かって新しい50年を出発することを誓います」と抱負を述べました。

 その後の鮮文ビジョン宣布では、黄善祚総長が「トップ・グローカル(グローバル+ローカル)・プラットフォーム・ユニバーシティ(Top Glocal Platform University)」を目標とする五つのビジョンからなる「鮮文ビジョン2030」を発表しました。

 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁はこの日、鮮文大学の設立者として登壇し、記念のメッセージを語りました

▲祝賀餅に入刀する代表者ら(中央が韓鶴子総裁)

 以下に韓鶴子総裁のメッセージを掲載します。

■韓鶴子総裁のメッセージ(抜粋/文責:編集部)

▲韓鶴子総裁

愛天・愛人・愛国の建学理念で世を照らす灯火に

 鮮文大学校が50周年を迎えるこの時、建学理念について今まで多くの周辺からの支持を受けてきましたが、この鮮文に携わっている教授陣と学生たちが心情的に、また実体的な行動でどれだけ健康で希望的な結実を結んだのかを考えてみます。

 アレクサンドロス大王は弱冠20歳で王になってから11年後に世界を制覇しました。鮮文の歴史は50年です。今日この国が直面している現実は、地上で唯一残っている分断国、南と北が一つになれなかった状況であることを、皆さんはよく分かっています。

 私は「天の摂理も人類文明史も、終着点に至った」と言いました。終着点に到達すれば全て降りなければなりません。降りて新しい出口を探していかなければなりません。それが今日この民族と世界が解決しなければならない当面の課題です。

 私は公言します。この国の統一は人間の力ではできません。政治の力でもだめです。経済の力でもだめです。天に侍る位置だけが可能です。

 天の摂理にはキリスト教文明史が重要です。キリスト教は創造主の本質を説明することができませんでした。キリスト、イエスの本質も説明することができなかったのです。天の摂理は「また来る」と言われた再臨のメシヤを通じて成されます。再臨のメシヤの願いは真の父母になることです。

 今日私たちには統一教会(家庭連合)、鮮文の50年の歴史があります。天の摂理の完成を見ることのできる真の父母思想だけが、当面した世界秩序の問題、この国の問題を解決することができると思います。

 皆さんにお願いがあります。鮮文の全ての教職員と学生たちは、愛天・愛人・愛国の建学理念の実践で、この国と世界にどのようにして影響を及ぼして中心人物になり得るかという道を探して、この暗鬱(あんうつ)な世の中に灯火を照らす皆さんになるように祝願します。