2022.11.06 17:00
昨年(2021年)4月号からスタートした「やさしい原理解説〜原理博士を目指そう!」は、11月号で第20回を迎えました。「統一原理」は、真のお父様(文鮮明先生)が長い年月をかけて解き明かされた宇宙の真理です。この「統一原理」を解説した書物が『原理講論』です。『原理講論』に書かれている用語は、小学生にはとても難しいので、主な用語のポイントを説明していきます。
第20回は、創造原理⑪「間接主管圏」についてです。
創造原理⑪
「間接主管圏」
人間の成長に必要な「責任分担」
前回、神様が創造されたものが完成するには、蘇生・長成・完成の三段階の期間が必要なことをお話ししました。今回は、人間と万物の成長のしかたについて考えてみます。
植物は、種から芽が出て、茎を伸ばして花が咲き、実を結びます。光や水があって、栄養が十分であれば、自然に成長できるのです。これを「原理の自律性」と言います。また植物は、動物や人間に必要な酸素をつくり出したり、花に集まる虫によって受粉したりします。このように、周りとの関係の中で成長することを「原理の主管性」と言います。
人間も植物と同じように、原理の自律性と主管性によって、時間がたてば肉身は成長します。しかし、万物と人間には違いがあります。それは、神様みたいに愛することができるよう、霊人体を成長させる必要があることです。これを人間の「責任分担」と言います。
ではなぜ、神様は人間に責任分担を与えられたのでしょうか?
神様には創造性があり、何かをつくり出すことができます。それを子供である人間にも受け継がせたかったのです。お祈りをしたり、勉強をしたり、ために生きたりして、自ら努力して霊人体を完成させることで、神様の創造性を相続することができます。そして、神様が人間を主管されるように、人間も万物を主管できる主人になれるのです。
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