私の心の中にいる神様 145
「任せます」宣言

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

「任せます」宣言

(女性 40代)

 二人の息子がいます。
 難しい年齢を迎え、生意気な言動に対して、冷静に対応できないことが多くありました。

 しかし自己牧会プログラムに出合ってからは、カッとなりそうな時、「真の愛を中心として、父母の立場で正しく見させてください」と唱える努力をするようになりました。
 習慣になってくると、良心からの気付きが単語で心に浮かぶので、その単語の意味を考えながら対応するようにしています。

 高校生の長男が試験シーズンを迎え、私のカリカリモードにスイッチが入りました。勉強しない姿を見ると、つい大きな声で怒鳴りつけ、それを無視されてまたイライラし…という状態が続きました。

 そういう中、長男について祈ると「共有」という言葉が浮かびました。
 それに従って長男と心を共有するよう努めていたら、長男の良さが見え、尊敬心が湧くようになったのです。
 そこで、「お母さんはもうガミガミ言わないからね」と言って、「任せます」宣言をしました。

 たまに、このままでいいのかと不安になることもありますが、「真の愛を中心として、ふさわしい言動をできるように」という祈りを積み重ねていたら、「任せていいんだよ」という映像が心に現れるようになったのです。
 それからは、長男が勉強していてもしていなくても、あまり引っかからなくなりました。

 気付いてみると、長男はメモ帳に30分刻みのスケジュールを立てるようになり、夜もダラダラせず、11時には就寝するようになりました。
 これまでさんざん「予定を立てろ! 計画を立てろ!」と言い続けてきましたが、過去3年間一切やったことはなかったので、驚きました。

 その立派な予定表について、「これ、いいね」と長男に伝えたら、「ママ、時間どおりご飯作って!」と、うれしい逆襲に遭いました。

 一方、中学生の次男は反抗期真っただ中です。
 部屋は散らかり放題で、私が少し注意しただけでも、「うるせえ、このババア」と言ってきます。それに対して私も罵詈(ばり)雑言で反撃してしまい、後から反省する毎日でした。

 自覚を取り戻して心に尋ねると、次男に対しては「共感」「目を」「言葉」という三つのキーワードが与えられまました。共感し、目を見て話し、言葉遣いに気を付けるということを意識しました。

 意識するようになった後は、お笑いやおふざけが好きな次男なので、「○○ちゃま、いつ片付けるの?」と緩めな対応になりました。
 すると次男も「かあちゃま、それは…」など、ほぐれた返事をするようになったのです。

 「理科が分からない」と言う次男の勉強を見てやっていたのですが、先日、中間試験の答案を「28点だった」と言いながら見せてきました。
 一瞬、「えっ」と囚(とら)われかけましたが、「よくそんな点数を自分で言ったね~」と落ち着いて応じることができました。

 次男はいつになく穏やかな私の反応にびっくりしたのか、「お母さん、疲れている中で勉強見てくれたのに、ごめんね」と謝ってきました。私も「あなたは、やればできるんだから」と答えて、温かいやりとりになりました。

 こういう小さな変化が、最近ちょこちょこと起こっています。
 親子共々、成長させていただいていることが感謝です。

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 次回は、「み旨はもっと感動的だ」をお届けします。


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