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家族の絆づくり 236
「アホ」になることこそ成功の秘訣(ひけつ)!

ナビゲーター:阿部 美樹

一流アスリートや経営者が学ぶ研修
 大リーグで活躍中の大谷翔平選手をはじめ一流のアスリートや経営者が参加する、「脳力開発研修」(主催:株式会社サンリ/西田文郎会長)というものがあります。
 西田会長は次のように語ります。

 「世の中には大きく分けて2種類の人間がいます。どうせ自分なんてできないと思っている『否定的錯覚型』と、自分はできると思っている『肯定的錯覚型』です。成功者とは、常識で考えれば99%は無理だと思われることを『絶対にできる!』と思っている、ただのアホなんです」

 「アホ」という言葉は決して肯定的な言葉ではありません。
 しかし西田会長は、経営者のかたがたと共に夢を語り合う「西田塾・アホ会」という集いを行ってきました。

 アホの定義は、「自分は何でもできると思っている人」「人を喜ばせることが大好きな人」「失敗したとしても成功に近づいたと思える人」「いつもワクワクしている人」です。

 アホ会の会場に来たらマイナスな言葉は一切禁止、仲間がどんなにとんでもない夢を語っても「おまえならできる!」と言います。
 「あんたは日本一のアホだ」と言われると、みんな大喜びするという、異様な雰囲気の会なのです。


「自分は運がある!」というソフトを組み込む
 大切なことは、「自分には運がある!と思い込んでいる人は成功する」ということです。

 脳はパソコンよりも高性能な潜在能力を持っているといわれます。
 脳に「自分は運がある! ツイている!」というソフトが組み込まれていれば、目標をインプットしたとき、「こうしたらできる」「ああしたらできる」と、「できる」ことばかりがイメージとして浮かんでくるのです。

 ですから、一流アスリートが行っている「イメージトレーニング」は経営者をはじめ、どんな立場の人にとっても効果的です。
 成功するためには、「努力すること」「能力を高めること」は必要ですが、それ以上に「できるかも」という思い込みが大切なのです。

 そのような人は、根拠のない自信と勇気を持って挑戦する姿勢があります。
 いろいろ考え過ぎるのではなく、根拠がなくてもワクワクしている「アホ」になりたいものです。