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勝共思想入門 1

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「勝共思想入門」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 同書は、40日研修教材シリーズの一つとして、1990年に発行されました。(一部、編集部が加筆・修正)

光言社・刊

はじめに

 1989年から今年(1990年)にかけて、共産主義世界は実に驚くべき変貌を遂げました。70年の歴史を持つソ連を中心とする共産世界は、わずか78か月の間に大地震に遭ったように総崩壊してしまったのです。マルクスが共産党宣言を発表してから、140年たち共産主義は完全に終わりを告げたわけです。

 この事実の背後には、文鮮明先生の40年荒野路程の勝利があります。そのため、6千年にわたる人類の善悪の闘争史は善の側の勝利に終わったのです。すなわち、今日の共産体制の崩壊現象はみな、サタンが屈伏したことによって起こった現象だったのです。

 ところで、善悪闘争の歴史が終わり、勝共運動も今や勝利的に終わったのだから、もう勝共理論を学ぶ必要はないのではないかと考えるかもしれません。

 しかし、勝共理論はいまだ有効であり、必要なのです。それは「救共運動」を展開して共産世界を救うためです。文先生がサタンを負かしたのはサタンを救い共産世界を救うためなのです。1990年の4月に、文先生はモスクワに入りゴルバチョフ大統領と会見され、同大統領を愛されました。まさに敵を愛されたのです。

 これからは共産圏を統一原理のみ言で教育して、精神の復興をなさなければなりません。そのためには、共産主義がどうして失敗したのか、その理由を説明して、納得させなくてはならないのです。また、自由世界にも共産主義思想を捨てきれない知識人がおります。その人たちにもその誤りを知らせるのです。そのために勝共理論を学ぶ必要があるのです。

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 次回は、「マルクスの怨念」をお届けします。

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