暮らしのチエばあちゃん 163
干しシイタケのちょっといい話

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 こんにちは、おばあちゃん(^-^) なんか、いい匂い〜…。

 おやおや、いらっしゃい(^^) 今ね、シイタケを煮とるんじゃ。その匂いじゃろ。

 あぁ、そうかぁ。なんか“和食”っていう感じの匂いだな…。

 そうじゃね。シイタケを含め煮にしておくと、いろいろ使えるから。

 ふ〜ん。おばあちゃん、これはカピカピシイタケ? プニプニシイタケ?

 え…(・・?) あぁ、これはカピカピに干してあるシイタケじゃよ。プニプニというのは、生シイタケかい?

 そう。僕、バーベキューでプニプニシイタケを網で焼いたのが好き!

 そりゃ、おいしいじゃろうね(^^) おばあちゃんは、生シイタケのバター焼きなんかも好きじゃ。でも、干しシイタケのうまみ成分は、生シイタケよりも多いんじゃよ。

 へーぇ、そうなの?

 そうなんじゃ。


☆干しシイタケの含め煮を作ってみよう

【用意するもの】

・干しシイタケ 4

・戻し汁 100ミリリットル

・料理酒 小さじ1.5

・砂糖 大さじ1.5

・みりん 小さじ1.5

・醤油(しょうゆ) 大さじ1


1. 干しシイタケはさっと水洗いし、タッパーなどの容器に入れ、100ミリリットル余りの水を入れる。


2. ふたをして、冷蔵庫で戻す(低温でゆっくり戻す方が、香りも良い)。


3. 半日ほど置いて戻ったら、汁は絞り、シイタケを食べやすい大きさに切る。


4. 小鍋に、戻し汁100ミリリットル(足らない時は水を足す)と他の調味料を入れ、弱火にかける。


5. 3のシイタケを入れ、ふたをして弱火で煮る。


6. 煮汁が少なくなったら、さらに火を小さくして煮しめていく。

7. 汁を残して漬け置いても良い。器に盛る。


 おばあちゃんは、使いたいときにすぐ使えるようにいつも冷蔵庫に干しシイタケを戻して置いておくんじゃ。5日から1週間ぐらいのうちに使えばいいから。

 ふ〜ん、そうなんだ。確かに、今すぐ使いたいっていうときに干しシイタケは使えないもんね。

 まあ、ぬるま湯と砂糖を使うと早く戻るという方法もあるけれど、ゆっくり低温で戻したものとは香りが違うからね。

 さすが、おばあちゃん(^o^)

 ビタミンDが豊富でカルシウムの吸収を助けるから、おばあちゃんは骨粗しょう症の予防にシイタケをコツコツ食べとるんじゃ。育ち盛りの子供たちだって、丈夫な体作りに食べるといいよ(^^)v

 でも、あの匂いが苦手な子たちもいるんだけど…。

 そうしたら、例えば含め煮を細く切って親子丼に混ぜたり、五目寿司のご飯に混ぜたりしたら、結構食べてくれるかも。それとか、戻したシイタケをみじん切りにして、ハンバーグや餃子に混ぜると食べてくれたりするよ。

 そっか(๑・◡・๑) おばあちゃん、また今度それも作ってよ!

 ほほ…(^^) そうじゃね。さ、ご飯をいただこう。

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 次回もお楽しみに!