2022.08.04 22:00
松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 18
男は視覚、女は聴覚/「知っているつもり」は怖い
「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
人気シリーズ「愛の知恵袋」(APTF『真の家庭』に連載)でおなじみの松本雄司先生が、男女の違いから夫婦生活に至るまで、夫婦愛のポイントを分かりやすく解説しています。
松本 雄司・著
7 男と女の違い③
男は視覚、女は聴覚
五感については全体的に、女性のほうが敏感だと言われますが、ここにも男女の特徴があります。男性は視覚から大きな影響を受け、女性は聴覚と触覚に特に敏感だと言われています。
男性は目からの刺激に大きな影響を受けるので、妻が、容姿、しぐさ、化粧、服装などに気を配り、いつまでもきれいで魅力的にしておくことは、夫婦の愛を醸成するうえでとても重要なことです。
一方、女性は耳と皮膚感覚に敏感ですから、夫は妻にかける言葉に注意を払い、優しい言葉やいたわりの言葉をかけてあげ、また時々、手をとったり、抱擁してあげたり、スキンシップで愛情表現をしてあげましょう。
「知っているつもり」は怖い
男性と女性の「生理的、心理的な違い」は、想像以上に大きいものです。特に、祝福家庭の夫婦の場合、二人が、極と極のタイプであったり、先祖が怨讐(おんしゅう)関係にあったりという場合もあるので、相手を理解することは容易ではありません。
ですから、夫婦間では、簡単に「もう相手のことは分かっている」と思い込まないで、お互いに自分の気持ちを相手に丁寧(ていねい)に伝え、よく話し合うことが大切です。
夫婦愛を育てていくためには、まず、“男性と女性の違いをよく理解し、相手を尊重すること”が不可欠です。
◆
男性と女性は相対的です。女性は柔(やわ)らかで、男性はごつごつしているので、ごつごつした者たちは、柔らかな女性を好みます。また、柔らかな娘たちは、ごつごつした男性を好むのです。そのようになっているのです。(『祝福家庭と理想天国Ⅰ』833頁)
《ポイント!》
一、知っているつもりは失敗のもと。
二、男と女の違いをよく研究する。
三、妻の話をよく聞いてあげる。
四、お互いに相手を尊重する。
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次回は、「ある家庭での衝突/国家破産と離婚」をお届けします。