2022.07.11 17:00
ファミリーサポートコーチング講座
「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。
第76回 エネルギーを与えられる人になりたい
ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)
今回は、FSコーチングのセッションを受けた40代女性の感想をお届けします。
「怒り」が止まらない…
コーチングを受ける前は、子育てにおいても、夫婦関係においても、教会の兄弟姉妹関係においても、「何をすることが正しいのか」という視点で生きていました。
正しいことを知ること、そしてそれを行うこと、そのために、間違っていることや公平性に欠けることに対して「怒り」というものが止まらなかった自分でした。
「許しの世界」というものを、知識では分かっていても、心では受け止め難い自分がいました。
そんな自分が本当は嫌でしたが、どうすることもできずにいました。
コーチングを受けての衝撃!
セッションで、私の「怒りの心」を例えると、とてつもなく大きなブラックホールで、真っ黒でした。
それに、天の父母様(神様)の光を当てて、圧縮してみました。
すると小さくはなったものの、シューシューという音を立てながら煙は出ているし、くるくる回り続けているのが止まりません。
この状態の時に、コーチが「とてつもなく強い正義感ですね!」と、怒りの気持ちを承認してくれたのです。
私は、ずっと「怒り」はいけないものだと思っていました。だから怒りの感情が出るたびに、抑えるか、抑え切れずに怒りの感情を相手にぶつけてしまうかのどちらかでした。
だいたい家族には怒りをぶつけてしまい、教会の兄弟姉妹には理性が働き、抑えて我慢する、そのような生き方をしていました。
けれども「とてつもなく強い正義感」という「怒り」の肯定的価値を言われた時に、「あれ? 悪いものではなくて、実は良いものだったの?」と、とても自分のことを肯定的に捉えることができ、「あ、私は正義感が強かったんだ」と認めてもらえて、込み上げるうれしさが出てきて、すごく自分が誇らしく思えました。
捉え方が変わると未来が変わる
それ以来です。正しくないこと、公平性に欠けることを目にした時の私の心に変化が起こるようになりました。
あっと思ったときは「私の正義感発動」と、だめなものではなくて良いものと思えると、その状況に出くわしても「みんな精いっぱいベストを尽くした結果がこれだったんだなぁ」と怒りに駆られることなく、承認できるようになりました。
落ち着いて、次はどうしたら良いか、という話ができたり、本当に許せるようになったりしてきました。
人は誰もが答えを見つけ出す力を持っている、誰もがパーフェクトな存在である、誰もが限りない可能性を持っている、と思うと「通過点なんだなぁ」と可能性のある未来を想像しながら、今起こっている出来事を丸ごと承認できることが増えてきました。
前向きに生きられるようになり、それが楽しいし、天の父母様から力を頂けます。
まだまだ、コーチングはマスターできていませんが、誰もが自分で答えを出す力を持っていることを信じて、承認によって前向きに頑張るエネルギーを与えられる人になりたいと思います。
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次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代男性の感想をお届けします。
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