私の心の中にいる神様 129
「お便り&コメント」シリーズ⑳
「許す」がピンと来ません

 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、本然の自分を取り戻していくことができます。
 今回は、「自己牧会プログラム」事務局に寄せられたお便りと、それに対する同事務局からのコメントをご紹介しましょう!

 「自己牧会プログラム」では、よく「許して受け入れる」ということを言われますが、いまいち観念的で、ピンと来ません。
 許して受け入れれば、その相手はそれでいいでしょうが、こちらは負担になる部分もあるので、つらいです。
(女性 50代)

 私たちには、自分を中心としてしか物事を見られないという堕落性があります。
 「自分こそが正しい」という観点から、良かれと思って相手を否定する──。そのことが影をつくり、苦しみをつくり出します。

 「つらい」と感じているのは、相手を責めているからです。
 人を責めれば、当然、自分も責められるという不安や恐怖がついてまわります。
 そうなると、自分を守ろう、自分の正しさを証明しようと躍起になり、自分を弁護してくれる人はいないかと探し始めるようになります。

 結局、責めることによって苦しむのは、ほかでもない自分自身なのです。
 責めるものがなければ、否定するものがなければ、自由な心、平和な心、一つの幸福な世界が現れます。これが本然の世界です。

 「許せない人」がいるなら、その人を思い浮かべながら、「心の目で見る」ワークをしてみましょう。
 「真の愛を中心として正しく見させてください」と祈りながら、その人を許すことをイメージしてみてください。簡単ではありませんが、その努力を始めた時点で、心が解かれていくのを感じるはずです。

 生きている限り、私たちの中から、自分を中心とする観点はなくならないでしょう。でもそれは本当の自分ではないのです。本当の自分は許して愛して一つになろうとしています。
 この本当の自分を見続け、選択し続ける──。それが侍(はべ)る生活です。

 否定を手放して、自分の本性を見詰めながら、天国生活を目指していきましょう!

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☆自己牧会プログラム事務局☆

【メールアドレス】
wakuwaku150830@gmail.com

【ウェブサイト】
https://ワクワクセミナー.com/

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 次回は、「スズメが教えてくれたこと」をお届けします。


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