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至誠感天 家和万事成 95
情的な人になりなさい

 今日も「一日の出発のみ言」をお届けします。

(光言社・刊『至誠感天 家和万事成』より)

第二章 家和万事成

第五節 心情の因縁で生きる世界

心情の因縁で生きる世界①

 世界は心情の因縁で生きるのです。心情の因縁なく、真理によってのみ生きることはできません。それでは、皆さんは、知的な人が好きですか、情的な人が好きですか。知識は、分散させる作用をして、自分自身を忘却させます。一方、情は統合を成します。知識は、ふろしきを広げておくのと同じであり、情は、ふろしきで包むのと同じです。ふろしきを広げておいては一度に持ち上げることはできませんが、包めば一度に持ち上げることができます。広げれば無数に多くなりますが、合わせれば一つになるのです。一つになったところには、紛争はあり得ません。

 ですから、自分は知っているという人たちを見てみれば、ソクラテスの弟子でもなく、誰かの弟子でもなく、どこにも属すことができません。自分の本性とかけ離れた人になってしまうのです。そのような人は起伏が多いのです。そのようになって孤立した人は、霊界でも大きな問題です。自分の位置をつかむことができず、いつもぐるぐる回って歩くのです。ですから、皆さんは、知的な人よりも情的な人にならなければなりません。情的な人とは、相手の手を握れば、心と体が高まって涙を流すことができる人です。そのような人になりなさいということです。これは、修養の世界でも同じです。神様も、そのような神様なのです。(331431970.8.11

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 明日は、「心情の因縁で生きる世界②」をお届けします。