FSコーチング講座 66
「現実が変容するメカニズム」について

ファミリーサポートコーチング講座

　「ファミリーサポート（FS）コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
　毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第66回「現実が変容するメカニズム」について

ナビゲーター：西森 響
監修：阿部 美樹（伝道教育局）

　今回は、「現実が変容するメカニズム」についてお伝えします。

【現実が変容する】
　FSコーチングのセッションを受けたクライアントの皆さんが口々に語るのは、「イメージの世界だけでなく、現実世界においてもそのとおりになる体験を持てた」ということです。

　今回は、クライアントの現実が変容するメカニズムについて解説します。

【心情的な神と自然に出かける】
　コーチは、クライアントが現在抱えている負（陰）の感情を聞いた後、クライアントが心情的な神様と出会った過去の体験を聞きます。
　次に、その神様とイメージの世界でどんな自然（海、山、川、草原など）に行きたいかを聞きます。

　そしてその状況を詳しく聞いて陽の感情を高めた後、最初の負（陰）の感情を見てもらいます。
　すると、陽陰の感情が統合されて、負（陰）の感情が気にならなくなったり、肯定的な解釈に導かれたりします。

　このとき、どんなことが起きているのかを考えてみましょう。

【神の被造物としての心情圏】
　心情的に出会った神様と共に自然に入っていくとき、「ああ、この木も草も鳥も水も全て神様がお創りになったものだ」「私を喜ばせたくてこの自然をお創りになった神様だ」というように、神様が創造された被造物である自然を味わう心情圏に入っていきます。
　すると、クライアント自らも「神様から創造された神の子である」という心情圏に入っていくことが可能になります。

【創造本性が引き出される】
　そしてこの地上に生きている私自身が神の子であるという自覚から、「創造本性に目覚める」ことができます。
　その観点で目の前の現実の課題に取り組むと、解決の道が見いだされ、負（陰）の感情が生じた「肯定的意図に気付く」ことができることでしょう。

　「負（陰）の感情が私の中に湧いたのは、神様がこのことに気付いてほしかったからだ」と思える気付きは、単なる思い付きではなく、神様と共に得られた解決です。
　潜在能力を通して神様が気付かせてくださった体験としてクライアントの心に鮮明に刻み込まれるものとなります。

【神、自然、神の子、現実の連動】
　そのようにしてクライアントが現実に対して歩み出すと、神様と共に歩む現実世界となるので、「うまくいく」「成就する」という変容が現れてきます。

　「長らく会えなかった主体者に会うことができた」という体験をしたクライアントがいます。

　「このような価値観を持つ人と出会いたい」と願っていたら、そのとおりの人に出会えたクライアントもいます。

　また、「いつまでにこれだけの金額のお金が必要だ」と願って歩んでいたところ、まさにそのタイミングでその金額の収入を得られたというクライアントもいます。

　心情的な神様との出会い、神様の愛の結晶である自然との触れ合い、神の子としての自覚などが現実と連動して感じられるときに、クライアント自らが答えを見いだすと言えます。

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　次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代女性の感想をお届けします。

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