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『天一国時代の信仰生活講座』4

前田千代子・著

(光言社・刊『天一国時代の信仰生活講座』より)

 『天一国時代の信仰生活講座』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週水曜日にお届けします。
 季刊『祝福家庭』で10回にわたって連載され、好評を博した前田千代子講師の「信仰生活講座」を書籍化したものです。千葉中央修練所で長年行われてきた講義のエッセンスが詰まった一冊です。

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第一章 神による召命
3. 召命される者の条件

 召命された人たちは、天の復帰摂理に用いられる中心人物です。そこには条件が必要です。

 では、召命される者には、どのような条件が必要でしょうか。

 まずその人は、神様のみ旨を担当してきた選民の中から選ばれます。そして、先祖が善の功績をたくさん遺している子孫であり、み旨を成すにふさわしい天稟(てんぴん)を備え、後天的条件があり、時と場所にかなって現れた人です。

 私たちは、これらの条件を全て満たしているからこそ、導かれ、選ばれたのです。父母が祝福を受け、神の血統圏に生まれた二世は、既に選民として、先祖の善の功績など、天の功労をもった「召命された存在」だと言えます。

 私が1972年に訪韓して真のお父様にお会いしたとき、このように言われました。
 「あんたたちは、先生が自分のことを何も知らないと思っているだろう。そうじゃないんだよ。先生は、あんたたちがどう思って、どのようにしてここに来たのか、全部、知っているんだよ」

 「知らないと思っているだろう」と言われたときと、「全部、知っているんだよ」と言われたとき、ぱっとお父様と私の視線が合いました。
 その時、お父様が私の目を見られ、同時に、すうっと背後の全てを見通していらっしゃると感じました。その瞬間、「このお方は私の全てを知っていらっしゃるんだ」と実感しました。

 神様も真の父母様も、私たちが今までどのようにして生きてきたのか、過去の先祖たちがどのように生きたのか全てご存じなのです。自分の歩んできた道、時として悩み苦しみ、探し求めてきた、その全てを見つめ、共にいてくださったのです。

 それでは実際に、人が伝道される過程を追いながら、召命の条件について確認していきましょう。

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 次回は「時と場所」をお届けします。お楽しみに!



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