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シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部56番「待ちしこの日」をお届けします。

 この歌のメロディーは、霊感のすぐれた男性が突然閃(ひらめ)くように浮かんだものを、音楽のできる女性に譜にしてもらったということです。

 これを聞いた時、心のうちに、このメロディーに呼応して湧き上がってくる感動があったのです。
 それは大学の休みを利用して、修練会の聖歌指導をしていた時でした。

 修練会は、横浜の自然の美しい大倉山のある研究所を借りて行われていました。

 聖書の真理を深く学ぶため、全国から集まった200人近い修練生の魂の深くまで神の愛が届くようにと、よく山道を歩きながらお祈りをしました。

 このメロディーを知ってからは、無意識に口ずさんでいるのに気付くほど身近なものになっていました。
 ある日、この曲をハミングしながら山道をたどっている時、心の奥から湧いてくる希望を感じました。

  日本1億の民がこぞって主をたたえ、怒涛のような勢いで歌っている幻が包んだ時、「歓びはずみて待ちしこの日、天地すべての待ちしこの日」と、1番の歌詞が、歌っていたメロディーに乗せて流れるように出てきたのです。

 桜の花びらが、暖かい春の光を浴びて散りかかる山道。
 そこに真の父母様がおられると想像しながら姿勢を正して、「今この歌をおささげいたします。お聞きください」と、歌ったのです。
 すると歌に合わせて景色が「うれしいです。うれしいです。真の父母様を迎えてうれしいです」とほほえみ、揺れながら語り掛けるのを感じました。

(参照:『聖歌のめぐみ』)


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