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第65回 堕落論(18)
堕落性本性(前編)

 『原理講論』の堕落論に、以下のような記述があります。

 「天使が神に反逆して、エバと血縁関係を結んだとき、偶発的に生じたすべての性稟を、エバはそのまま継承したのであり、こうして天使長の立場におかれるようになったエバと、再び血縁関係を結んだアダムも、またこの性稟を受け継ぐようになった。そして、この性稟が、堕落人間のすべての堕落性を誘発する根本的な性稟となってしまったのである。これを堕落性本性という」

 今回と次回は、「堕落性本性」について解説します。