FSコーチング講座 55
仕事・家庭の両方に通じるスキル

ファミリーサポートコーチング講座

　「ファミリーサポート（FS）コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
　毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第55回 仕事・家庭の両方に通じるスキル

ナビゲーター：西森 響
監修：阿部 美樹（伝道教育局）

　今回は、FSコーチングのセッションを受け、実践した60代の男性の感想をご紹介します。

画期的な三つのスキルとの出合い
　2021年、画期的なことが起こりました。それは、FSコーチングに出合えたことです。

　さまざまな自己啓発で、日々努力するものの、自分の人格に落とし込むことは容易なことではありません。
　FSコーチングの可能性と大きな魅力は、形にするためのプロセスとして、目標の設定に対して、三つのスキルに端的にまとめてあることが上げられます。

　一つ目は、自分の性格を変革するスキル（陽陰の統合）。
　二つ目は、対人関係を克服するスキル（ポジションチェンジ）。
　三つ目は、未来の自分の目標を達成するためのスキルであり、これは一段階目に構想理想があり、二段階目に目標達成のためにこのコーチングでのセッションで疑似体験ができ、そして、三段階目は最終的なゴールを迎えるというスキル（チェインプロセス）です。

　成功への疑似体験は、直感的に効果の確信になりました。生活に、仕事に取り入れたいと心から思えました。

ラジオ番組で徹してゲストを承認する
　コーチングの勉強で学んだことは、コーチングの実践とともに、クライアントになって自分自身が解放され、答えを得たという確信が得られることが、コーチをする上で重要な条件であるということです。

　私自身、将来の自分に対して、絶対的な確信が欲しかったので、機会があればクライアントになり、未来の自分を探す、チェインプロセスのコーチングを何度も受けました。「答えは、クライアントが持っている」ことを確信したかったからです。

　クライアントになるたびに、懸命に自分の未来を求めながら、コーチに委ね、答えを出していきました。
　自分のなりたい姿が「承認」されることを通して、自分の描くイメージが肯定され、湧き上がってくる力になり、内なる確信へと変わっていきました。

　現在、インターネットラジオの配信をしていますが、番組のパーソナリティーもコーチングのスキルの一環であることを確信しました。徹してゲストを承認するということです。

夫婦の会話が深くなる
　家内との関係にも変革が起こりました。
　今まで家内の内面の世界を深掘りすることができていなかったので、私の誕生日を祝ってもらっている食事の席で、コーチングのスキルの「承認」「陽陰の統合」を実践しようと思い、試みたところ、家内の通過してきた心情の世界、価値観など、今まで気が付かなかった心情を感じることができ、会話に深みを感じるようになりました。

娘との信頼関係
　親子関係でも十分に理解を示すことができていなかった自分でしたが、娘の進路のことなど、「承認」することを通して会話が弾み、流れていなかった血が流れるようになりました。

　気持ちを少しでもくみ取る「承認」は、今までにない信頼関係に変わり、私の妹から見ても「本当に仲の良い親子だ」と驚かれています。

　今は健康管理のため、家族で早朝の散歩を行っています。これも、画期的な進歩のように思います。

　今の状況はまだまだ過程なので、今後もさらに努力してまいります。
　ありがとうございました。

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　次回は、FSコーチングのセッションを受けた40代女性の感想をお届けします。

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