【光言社LINE公式アカウント編集者の声】
「黒いトラ」の謎に迫る

 皆さん、こんにちは。
 光言社LINE公式アカウント編集者の声です。

 2022年は壬寅(みずのえとら)の年。
 真のお母様は、み言の中で「黒いトラ」だとおっしゃっています。

 しかし、どうして「黒」なのか…気になったので、できる限り調べてみました!

 日本において「十二支」は有名ですが、「十干(じっかん)」についてはご存じないかたも多いかもしれません。

 そもそも「干支(えと)」は60種類。「十干」と「十二支」を掛け合わせて考えます。
 今年の「壬寅」は39番目です。

 「十干」は、「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」です。

 そして「十二支」は、「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」ですね。

 古代中国には、自然界に存在する物質は、「陰」と「陽」の要素から成立すると唱えた「陰陽説」と、「木」「火」「土」「金」「水」の五要素に由来するという「五行説」がありました。

 それらを併せて「陰陽五行説」と言いますが、やがて陰陽五行説を「十干」に当てはめるようになったそうです。

 「十二支」は昔話にもあるように、12カ月に12種類の動物を当てはめたもの。この「十干」と「十二支」を掛け合わせて60種類とし、60年で一巡するのです。

 今年の「壬寅」を詳しく調べてみると、今年の「壬(みずのえ)」は水の陽。み言にもあったように、「壬」は「妊」に通じるそうです。陽気を下にはらむという意味だとか。

 そして「寅」は、木の陽。「螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」という意味があります。

 そのため「壬寅」は「陽気をはらみ、春の胎動を助く」という意味になるのです。厳しい冬を越えて、芽吹き始めるイメージです。何かの始まりには、とても縁起が良さそうですね。

 さて、では「黒いトラ」の黒はどこから来ているのか…。これには、日本ではあまりなじみのない「五方」という考え方が関係しているようです。

 「五方」も陰陽五行思想に基づくもの。「木・火・土・金・水」を色で表すと「青・赤・黄・白・黒」となり、方角で表すと「東・南・中央・西・北」を示すそうです。

 「壬」は水なので北を意味し、「黒」を象徴するのです。さらに黒は、人間の知恵をつかさどるそう。真のお母様がみ言でおっしゃっていた「黒いトラ」「知恵深いトラ」はここから来ているのではないでしょうか。

 また一つ、韓国の文化を知ることによってお母様のみ言に対する理解が深まりそうです。

 冬が終わり、生命が芽吹き始めるように、私たちも躍動する一年になるよう頑張っていきましょう!

(和)