2021.12.28 12:00
第5回 食事で脳を鍛えよう! DHA
いわしのお好み焼き風
協力:料理研究家 渡辺英子、一心病院 栄養科
『グラフ新天地』で連載した「心と体に効く家庭料理」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
食事が精神に与える影響に注目した家庭料理レシピです。
【献立】
いわしのお好み焼き風
今回紹介するDHA(ドコサヘキサエン酸)は、学習能力や記憶力を高める栄養素です。
「頭が良くなるDHA」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
DHAはぶりやいわしなど青魚の脂に多く含まれています。
煮たり焼いたりすると失われてしまう栄養素ですが、今回の料理では脂を中に閉じ込めてしまうので、た~っぷり摂取できますよ。
【材料(4人前)】
◯いわし(中) 4匹
◯キャベツ 120グラム
◯ジャガイモ 1個
◯しょうゆ 小さじ1
◯片栗粉 大さじ2
◯おろし生姜 1かけ
◯長ねぎ 1/2本
◯サラダ油 大さじ1
◯お好み焼き用ソース 適宜
◯青のり 適宜
◯おかか 適宜
【作り方】
①いわしは手開き(「クッキング豆知識」参照)し、背びれと尾をとり、細かくきざんでおきます。
※いわしは生を使ってください。
②しょうがをすり、①のいわしと混ぜ合わせます。
※いわしの臭みを弱めます。
③ジャガイモは皮をむき、10分位水につけてアクぬきしてからすりおろします。
※れんこんや山芋でもOKです。
④長ねぎをみじん切り、キャベツを千切りにして②、③、しょうゆ、片栗粉のすべてをよく混ぜ合わせます。
キャベツの千切りは丸めると切りやすいです。
※キャベツは火を通すので、太い芯もいっしょに千切りにしてOKです。
※長ねぎは普段捨ててしまう青い部分を使えば、色味もきれいでお得です。
※混ぜ終わったら、ボウルの中で4等分しておくと焼きやすいですよ。
⑤ホットプレートにサラダ油をひき、④をスプーンで落とし、お好み焼きを焼く要領で形を整えながら180度で両面焼きます。
※ホットプレートにサラダ油をたらしキッチンペーパーでふきのばすと、全体にきれいに油がひけます。
⑥焼きあがったらソースをぬり、青のりとおかかをかけて完成です。
※ソースはたっぷりめがおいしいです。
小骨が気になる場合はすり身に、魚の味が気になる場合は豚肉100グラムを加えることができます。
小麦粉大さじ2をたすと固めになり、大きさやトッピングもお好みしだいなので、バリエーションはいろいろです。
クッキング豆知識
[いわしの手開き]
①包丁を尾から頭へ移動させ、うろこを取ります。
②えらの付け根から頭を切り落とします。
③腹の先を斜めに切り落とします。
④はらわたを出します。
⑤腹の中と全体を薄い塩水で洗います。
⑥中骨の上に左右の親指を入れ、しごくようにして親指を左右に動かし開いていきます。
⑦尾の手前の中骨を折り、そのまま身から骨をなぜるように取り除いて、手開きのできあがり。