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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(44)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
二、一つになる

アベルの姿勢
 アベル・カインの関係は兄弟です。前後関係であって、上下関係ではありません。アベルには、カインの心を自然屈伏させる使命があります。信仰生活の中で、どんなにひどい環境や理不尽な立場に置かれたとしても、人を批判するところからは何の解決も発展もありません。自分がアベルとして主人意識を持ち、対処していくのです。

 特に、私たちは神氏族メシヤの称号を頂いた者ですから、生活のあらゆる場面で、氏族の真の父母、真の師、真の主人になれるように努力しなければなりません。

 アベル(弟)はカイン(兄)を共に連れて行ってこそ、神様の元に帰ることができます。私たちは父母の心情、僕(しもべ)の体で、内的には自己否定、外的には自己犠牲の姿勢を貫き、真の愛をもって、対象圏に働きかけるのです。そうしてこそ、相手の心は動くのです。「あなたのような真実な人に出会ったことがない」と感動するのです。心が動けば、体も万物もついてくるようになっているのです。

 天の願われるアベル・カインの関係が拡大されれば、神霊と真理に満ちあふれた教会が築かれていくでしょう。食口に会えば慕わしくて涙が出るほど、強く結ばれた兄弟姉妹がいる教会、新しい食口を切ない気持ちで待ちわびる、温かく思いやりのある教会ができたなら、限りなく発展するに違いありません。爆発的伝道の鍵は、「兄弟姉妹が一つになった教会文化」を、いかに築くことができるかに懸かっています。

 このように、「一つになる」ことが伝道勝利の鍵となるのです。

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 次回は、「祈祷の重要性①」をお届けします。


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