2021.12.20 12:00
【光言社LINE公式アカウント編集者の声】
思い込みの力?
皆さん、こんにちは。
光言社LINE公式アカウント編集者の声です。
例えば、興南の刑務所の中で小さなお茶碗半分のご飯だけで3週間過ごされた真のお父様…。さらに重労働の中、体重72キロを維持し続けたお父様…。
そういった内容を見たとき、皆さんはどのようなことを思いましたか?
私は子供のころ、前述のようなすごい内容はお父様がメシヤだからできるのであって、きっと私は何十年かけても、そこまでのことはできないのでないか…と思っていました。
もちろんこのようなことは、強靭(きょうじん)な精神力・自己主管力がないとできないことです。
ですが実は、この世の中には「心的なもの」から「身体的なもの」へ作用し、実際に体に影響を与えたエピソードはいくつもあります。
有名なものの一つに「プラシーボ効果」があります。これは、偽の薬を服用しても、患者さん自身が“この薬は効果がある”と思い込むことで、症状が改善してしまうというものです。
逆に、「ノーシーボ効果」なんてものもあります。
「この薬を飲むと副作用が出る」と思い込むと、ないはずの副作用が現れたり、「こんな薬、効くはずがない」と患者さんが思い込んでいると、薬の効果も減少したりするそうです。
中には、がん患者でない人ががんだと思い込み、見る見るうちに衰弱し死亡してしまったなど、命に関わる事例もあるのです。
「信じる者は救われる」「思考の現実化」「病は気から」…など、このような内容を証明するかのような言葉も存在します。
この「思い込みの力」は、「運」や「実力」にも影響するようです。
興味深いことに、何かを行う前に「不安だ」と言う代わりに、「わくわくしている」とか、「興奮している」と言うだけで、結果が3割増しになった実験があるというのです。
さらに、ドイツのケルン大学のダミッシュ氏らの研究チームが行った実験では、パターゴルフを行う際に、ラッキーボールと告げられた人たちは、カップイン率が35パーセントもアップしました。
また、イギリスにあるハートフォードシャー大学のワイズマン博士は、運がいいと思い込むだけで周囲の視線も好意的なものへと変化し、生活に変化が現れると言います。
彼によると、自分が幸運だと信じている人は、新聞にさりげなく仕込まれた賞金がもらえる情報を見つけて賞金を持ち帰る確率が高かったのです。
「運とは心掛けと行動次第で向上可能なもの」。自分は運がいいと思い込むだけで、不安やストレスに悩まされる機会が減っていくかもしれません。
(参照:プレジデント ウーマン「大きい結果を出すための小さな習慣 科学が証明、『不安だ』を『〇〇している』に言い換えるだけで実力が3割増しになる」)
しかし、一概に「思い込み」と言っても、プラスのものばかりではありません。前述した「ノーシーボ効果」が良い例ですが、自分を不幸にしてしまう思い込みもたくさんあるのではないでしょうか。
そこで私がオススメしたいのが、「自己牧会プログラム」。
こちらは信仰生活の補助教材ですが、良心との対話を通して、「囚(とら)われの自分(自己中心的な思いに囚われる自分)」から解放されることを目指していきます。
内容を見てみると、よくある自己啓発に似たようなものに感じるかたも多いかと思いますが、大きな相違点は、良心という「第二の神様」との授受作用(祈り)によって生じる「内的力(自由・平和・統一・幸福)」を実感しながら取り組むことです。
また、人格向上のプロセスを実感できる内容となっていますが、神様の実在、霊的な成長や完成に主眼点を置いています。
過去の傷や経験、思い込みに囚われている自分を解放し、本当の意味でポジティブに生きることができれば、私たちの人生はより本然のものに近づいていくのではないでしょうか。
(和)