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第3回 美容と健康に多彩な活躍ビタミンC
ゴーヤーとうなぎのチャンプルー

(光言社『グラフ新天地』446号[2005年8月号]「心と体に効く家庭料理」より)

協力:料理研究家 渡辺英子、一心病院 栄養科

 『グラフ新天地』で連載した「心と体に効く家庭料理」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 食事が精神に与える影響に注目した家庭料理レシピです。

【献立】
ゴーヤーとうなぎのチャンプルー

 今回の栄養素は「ビタミンC」です。

 美肌効果や風邪予防として有名な栄養素ですが、最近はストレスに対抗するアドレナリンの生成にも必要といわれています。

 熱に弱いという弱点も、ゴーヤーに含まれるビタミンCなら加熱による損失が少ないので安心。

 ゴーヤーの苦みとうなぎやかぼちゃの甘みのハーモニーを楽しみながら、お肌と心を潤わせましょう。


【材料(4人前)】

◯ゴーヤー 1本(約300グラム)
うなぎのかば焼き 1尾(約150グラム)
かぼちゃ 1/4(約300グラム)
うなぎのたれ(かば焼きに添付のもの) 大さじ1
塩 ひとつまみ
サラダ油 大さじ3
酒・しょうゆ 各大さじ1 1/2
かつお節 ひとつかみ


【作り方】

ゴーヤーは縦半分に切って、わたと種を取り除き、厚さ3ミリメートルの斜め切りにします。

縦半分に切り、中のわたと種を取り除きます。白い部分をていねいに取り除いた方が、苦味がやわらぎます。


湯を沸かし一つまみの塩と①を入れ、30秒くらいゆで、取り出したら一気に流水または氷水で冷やします。

一気に流水または氷水で冷やすと色味がきれいに仕上がります。


かぼちゃもわたと種を取り除き、長さ4~5センチメートル・厚さ5ミリメートルのクシ形に切ります。


オーブントースターの天板にアルミホイルを敷き、うなぎをのせて3分焼き、一口大に切ります。


フライパンにサラダ油を熱し、かぼちゃを入れて上下を返しながら弱火で焼きます。竹串を刺してみて、すっと通るくらいになったら皿に取り出しておきます。


かぼちゃを取り出したフライパンを強火で熱し、ゴーヤーを入れて油がまわるくらいまで炒(いた)めます。


⑥にかぼちゃを戻し入れて軽く炒め火を止めて、酒・しょうゆを回しかけた後、火をつけ、うなぎとたれを加えて手早く混ぜ、器に盛り付けます。

かぼちゃとうなぎを入れたら、手首を返してフライパンを縦に回しながら炒めると、形が崩れません。食材の色が変わらないうちに取り出しましょう。


最後にかつお節をふんわりかければ完成です。


クッキング豆知識
[材料の保存方法②]

ペーパータオル
 ゴーヤーがいたみはじめるのは、中のわたと種からです。ゴーヤーの保存は、縦半分に切ってわたと種を取り除き、乾燥しないように、くりぬいた部分にペーパータオルを詰めます。ポリ袋に入れ、口をしばって冷蔵庫で保存すると、10日くらいの保存が可能です。

[お薦め! ゴーヤージュース]
 ゴーヤーの青い部分をすりおろし、市販のサイダーに加えれば完成。青汁よりも飲みやすい健康飲料の出来上がり!