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愛と人生の道しるべ 38

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 「愛と人生の道しるべ」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。

酒井 正樹・著

(光言社・刊『若者に贈る~愛と人生の道しるべ』より)

第10章 愛は宇宙からのミラクルパワー

家庭は愛情を完成させるための道場
 結婚によって、人間は初めて異性という存在を具体的に知るようになります。独身時代には分からなかった微妙な感情の動きや、男性と女性では根本的に違う愛と性欲……。

 新婚ほやほやの夫婦といえば、甘い雰囲気を連想しますが、当の本人たちにとっては、毎日相手のデータを集めては、次はどんなボールを投げたらいいだろうという具合に、研究と学習の日々です。性生活についても、結婚前に男性が考える「結婚したら毎日楽しめる」というようなものではありません。

 いずれにせよ、結婚によって人は愛することの重みと、その意味を知るようになり、人に対する接し方が少しずつ変わっていくようになります。

 子育てとなると、さらに忍耐を強いられるようになります。善悪も分からないわがままな子供を、立派な社会人になるまで育てるためには、親の相当な努力と愛情が必要です。自分の分身のような子供の姿を見ていると、反省させられることのほうが多く、子育てとは、自分自身を育てることであると気づかされるのです。

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 次回は、「人間は人との関わりの中で幸福になる」をお届けします。


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