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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(40)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
一、蕩減の基台を立てる

霊界から協助を受ける
 真のお父様は最高の伝道師であり、伝道勝利者です。ですから、私たちが伝道師として勝利する近道は、お父様のみ言から伝道の姿勢を学んで相続し、実践することだと言えます。お父様のみ言を中心に伝道の秘訣(ひけつ)を学んでみましょう。

 伝道は対象者個人だけが対象ではありません。その背後にいらっしゃる神様をはじめ、サタン、天使界、善霊、悪霊、先祖、万物といったすべてが伝道の対象圏です。

 「神様に惚(ほ)れられる者になる」、「サタンを自然屈伏させる」、「先祖の過ちを蕩減する」、「霊界の協助を受ける」、「万物から讒訴(ざんそ)されない」、「カインから長子権を復帰する」など、伝道に関してさまざまな内容が語られてきましたが、それらはみな、対象圏を感動させ、自然屈伏させることなのです。

 真のお父様は、私たちが先祖の過ちを蕩減して「個人的な蕩減の基台」を立てた上で、対象圏に対する蕩減条件を立てるのが原理原則である、と指導してくださいました。ですから、まず、私たちは霊界から協助を受けられる立場に立たなければなりません。伝道勝利の基本は霊肉界合同作戦なのです。

 真のお父様は次のように語られています。

 「伝道には何が一番重要かというと、霊的力が問題です。すなわち霊界がいかに協助するか、ということが重要になってきます。それが伝道実績に直接関係するのです」(『伝道ハンドブック・み言編 み言に学ぶ伝道の姿勢』15ページ)

 「伝道の効果を上げるためには、人々は個人的な蕩減の基台をもたなければならないという、霊的な法則があります。二人の人が同じ困難な状況に直面しても、一人は多くのことを達成できず、もう一人は容易に結果をもたらすことができます。その差は主に、成功した人の祖先は彼を協助する資格があるということから生じます」(『ファミリー』1984年6月号、6~7ページ)

 私たちが霊界の協助を受けるに値する精誠を捧げなければ、どんなに強く願っても、伝道の効果を上げることはできません。

 例えば、ミツバチと銀バエが飛んできたとします。ミツバチはどこに留まるでしょうか? 花です。銀バエは? 汚物に留まるでしょう。花は良い香りを漂わせてミツバチを引き寄せ、汚物は悪臭を放って銀バエを引き寄せるのです。それと同じように、私に善霊が協助するか悪霊が働くかは、自らが花のように美しい存在になっているか、汚物のような醜い存在になっているか、善悪どちらと相対基準を持っているかによって決まるのです。

 神様と善霊から協助を受けられる自分なのか、胸に手を当てて考えてみてください。本心はよく知っています。サタンや悪霊から讒訴を受けているようでは、伝道は実りません。神様と善霊が働く私になるには、心の姿勢と日々の信仰生活が重要なのです。

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 次回は、「伝道に必要な五つのこと」をお届けします。


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