私の心の中にいる神様 94
「お便り&コメント」シリーズ⑫
10年間、夫と家庭内別居です

 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、本然の自分を取り戻していくことができます。
 今回は、「自己牧会プログラム」事務局に寄せられたお便りと、それに対する同事務局からのコメントをご紹介しましょう!

 私はこの10年間、夫と家庭内別居です。
 最近、「心の浄化の祈り」を始め、「夫とこういう状況になったのは、私の中の何が原因でしょうか」と問い掛けながら、「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」を繰り返すようにしています。
 すると、少しずつですが、夫と会話できるようになってきました。
 でも、なかなか夫の過去の言動を許せません。どうしたら、許し、忘れることができるでしょうか。
(女性 50代)

 苦しい10年間であったろうと思います。
 今でも許せないことがあるのですね? あんなことを言われた、あんなことをされたという痛みが心に残っていて、それを思い出すたびに許せない思いや恐怖がよみがえってくるのですね。
 それでも今は会話ができつつあるというのですから、67割は勝利です。許したい、愛したいという心が勝ってきています。

 考えてみれば、あなた自身も、思いどおりでないことが続いたとき、配慮のない、余裕のない言動を取り、相手を否定してしまうことがあるのではないでしょうか。
 ご主人も、同じです。思いどおりでないことが幾つもあって、あなたを否定しなければ自分を守れないと思ったのかもしれません。
 そう感じられたら、許せない気持ちの中にも光が差してくるのではないでしょうか。

 夫婦と言っても、育ってきた環境圏、守ってきた価値観は違います。とうてい理解できないこともあります。
 それでも、これまでご主人に助けられたこと、守られたことはたくさんあったでしょう? 家族のために働いてくれたのではありませんか? それを当たり前だと思っていませんか?

 また、例えば病気で働けないご主人だったとするなら、それは私の代わりに何かを背負ってくれていて、そのおかげで私が守られているのです。
 真の父母様が、私たちの背景を見て、補い合うように組んでくださったのが祝福です。私を守るために与えられた相手です。
 そのことに気付くと、許せる気持ち、感謝の気持ちが湧いてくるはずです。

 夫婦なら、一つになりたいと願わない人がいるでしょうか。誰しも一つになって、幸福になりたいと思っています。
 あなたはもうすでに許して愛していく方向に進んでいます。それが正しい方向です。そのまま進んでください。

 「浄化の祈り」を続けながら、さらに「心の目で見る」ワークにも取り組んでみてください。「真の愛を中心として正しく見させてください。神様の目で相手を見ることができるようにしてください」と祈ってみてください。
 本性が啓発されて、許せない思いや恐怖心が溶かされていく日が必ず来ます。
 そしてやがては、夫婦で一つのものを見て、一つのことを体験しながら、「おいしいね、良かったね、うれしいね、ありがたいね」としみじみと感じられる日が来ます。

 この10年が精誠条件だったのです。実る時が来ました。実らせていきましょう。希望を持って歩みましょう。

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☆自己牧会プログラム事務局☆

【メールアドレス】
wakuwaku150830@gmail.com

【ウェブサイト】
https://ワクワクセミナー.com/

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 次回は、「なんてこった!」をお届けします。


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