真の父母様の歩まれた道 18
少年期の真のお父様③
どんなことにも精誠を込められる

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は、幼い頃からどんな食べ物でもよく食べました。トウモロコシもよく食べ、キュウリもよく食べ、生のジャガイモやソラマメもよく食べました。

 8キロほど離れているお母さんの実家の畑で遊んでいると、何かのつるが伸びていました。初めて見るものだったので、それが何かと尋ねてみると、「チクァ」という返事でした。その村ではサツマイモを「チクァ」と言ったのです。

 真のお父様は、そこで初めてサツマイモを見ました。掘って、蒸してもらい、食べてみると、とても味が濃く、おいしかったのです。蒸したサツマイモをかごごと前に置いて、全部食べてしまいました。

 翌年からは、サツマイモの季節になると、しばしばお母さんの実家に行きました。「お母さん、しばらくの間どこそこに行ってきますよ」と言って、夕方になると8キロの道をマラソンのように走っていき、サツマイモを食べたのです。

 真のお父様は、まだ幼かったころ、水たまりをつくって、そこに、つかまえてきた魚を入れました。魚は、どのような水でも、みな水があれば生きていけると思っていたのです。

 ところが、一晩寝て起きて見ると、魚がみな、死んでいました。真のお父様はまだ幼くて、なぜ死んでしまったのか分からなかったので、「精誠を尽くしておまえたちを生かしてあげようと思ったのに、どうして死んでしまったのか」と悲しみました。

 そのように、真のお父様はとても情的な方です。死んだ魚を見ても、「おい、おまえのお母さんが泣くだろうな。僕が泣いてあげるよ」と言いながら一人で泣いたといいます。

 また、真のお父様は、鳥たちには食べるものを持っていってあげ、水を飲む場所もつくってあげました。泉が湧くように精誠を込めて地を掘り、「鳥よ、おまえはここに来て水を飲みなさい」と言えば、鳥が来て飲みました。

 鳥は、真のお父様が食べ物をやれば、それを食べました。お父様が近づいていっても逃げることはなかったのです。お父様は、「(鳥を愛すれば)鳥は人を好むようになっています」と語っておられます。

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 次回は、「少年期の真のお父様④」をお届けします。