『祝福家庭』102号(2021秋季号)推し記事2
イクジイ、イクバアの孫育てノート
愛の完成に至る祖父母修行
堀信義

 今号から不定期連載、「三代圏理想家庭を目指して イクジイ、イクバアの孫育てノート」がスタートしました。

 近年、「子育てをする男性」という意味で、「イクメン」という言葉が使われるようになりましたが、昨今では、積極的に孫育てに関わるおじいちゃん(イクジイ)、おばあちゃん(イクバア)にも注目が集まっています。家庭連合が目指す「三代圏理想家庭」の実現のためには、「イクジイ、イクバア」の役割が重要です。そこで、このコーナーでは、祖父母世代の方々に、孫との交流を通して得た恩恵や気づきについて証ししていただきます。
(リード文から)

 第1回は、日本家庭連合の礎を築いた大先輩、堀信義先生(43双)に登場していただきました。タイトルは、「愛の完成に至る祖父母修行」です。
 堀先生は、ご自身が祖父母から受けた愛、そして成長して父母に侍り、介護をした経験、さらに現在は祖父母の立場で、三世代同居をしながら子や孫に侍られる存在になったことを紹介。そういう中で受けた恵みや教訓などを率直につづってくださいました。

 堀先生は文中、次のみ言を引用。

 「神様は、真の愛の前であれば、ひざまずいて、這って歩くこともできるのです。愛する孫のためならば、祖父は、喜んで孫を乗せる馬にもなります。髪の毛をつかんで頭の上に上がっても、『そうか、乗りなさい、乗りなさい』と言うのです。『天地』が『地天』になり、『父母』が『母父』になり、『父子』が『子父』になってもよいというのです。愛は、そのように上から下に行っても、下から上に行っても、すべて和合できるのです」(天一国経典『天聖経』3・2・1・5)

 そのうえで、「なんと素晴らしいみ言でしょうか。神の無限の愛を体恤した真の父母様でなくては表現できるものではありません。このような三代の縦的情をどのように育めるでしょうか。まさしく、愛の完成に至る祖父母修行です」と述懐しておられます。

 そして、「三代の同居を持続させるだけでも、神の導きと恩寵がなければとても難しい」と語り、「神や統一原理を振りかざすのではなく、祖父母自身が本性の価値を貴び、み旨に関心を持ち、愛の道を誠実に歩んでいるかどうかを二十四時間見せながら行くことが、真の父母様が指導された『神様をお迎えして、侍って、共に生きる生活』であると思います」と結ばれました。

 今後も、いろいろな祖父母の方に登場していただく予定です。どうぞ、このコーナーをお楽しみに!


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