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【光言社LINE公式アカウント編集者の声】
憎しみを溶かしたのは…

 皆さん、こんにちは。
 光言社LINE公式アカウント編集者の声です。

 先週、動画配信サービスU-ONE TVで、家庭連合が贈る聖書ものがたり第9回「ヨセフの涙」を配信いたしました。

【配信はこちら】


 この動画シリーズの原作は絵本です。もともとある絵に音楽と動きを付けて、紙芝居風の動画にしています。制作は私が担当しています。

 皆さま、ヨセフについてご存じでしょうか。

 簡単に紹介すると以下のとおりです。

 兄たちのねたみからエジプトに売り飛ばされたヨセフ。しかし初めての土地で奴隷になっても神様に対する信仰を守り抜き、エジプトの総理大臣になりました。

 神様から与えられた知恵を生かして、見事、飢饉(ききん)を回避したヨセフですが、ある日、彼をエジプトに売り飛ばした兄たちが現れます。ヨセフは一目で、兄たちに気付きます…。

 ヨセフは最終的に自分を売り飛ばした兄たちを赦(ゆる)します。絵本(または動画)の中でのその言動は、複雑な気持ちを抱えていることはうかがえるものの、恨んでいる様子はありません。

 もし10人もの兄弟によって殺されそうになり、死は免れたものの見知らぬ土地で奴隷になったとすれば、たいていの人は悲しみとショックのあまり、怒りや恨みの気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

 どうしてヨセフは兄たちを赦すことができたのか…。それはこの絵本のあとがきに「解説」という形で載っています。

 そこに記されていたのは、ヨセフが兄たちを赦すことができた二つの理由です。

 一つ目は、ヨセフが自らに起きた事を、神様の視点で見つめることができたためです。

 ヨセフは創世記45章5~8節の中で、兄が自分を売ったことも、兄たちが飢饉から助かるためにエジプトに来たことも、全ては神様がされたことだと言い、悔いることはないと兄たちに告げます。

 この言葉は、ヨセフが長年祈り求めながら、ようやく得られた答えだったのではないでしょうか。

 直面する苦難の背後にある“神様のみ意(こころ)”を理解できるようになった時、その状況をもたらした怨讐(おんしゅう)すら赦し、愛することのできる道が開かれたのだと、「解説」では説明しています。

 そして二つ目の理由は、父ヤコブの存在です。自分にひどいことをした兄だけれども、自分がいない間も父に侍(はべ)ってくれていたことを思うと、責める気持ちになれなかったのではないでしょうか。

 ヤコブに対するヨセフの思いは、聖書の記述からも読み取ることができます。その孝情が、兄たちに対する憎しみまでも溶かしてしまったのかもしれません。

 このように考えるとき、私たちが目指す孝情の一つの形が、ヨセフの物語には表れています。子供のころから聞いていたエピソードですが、今一度、解説付きで聞いてみるとその深さに感動します。

 韓国語訳も付いていますので、大人のかたでも韓国語の教材としてご利用いただけます。(オンラインショップで韓国語の音声データもダウンロードできます)

 解説も載っていますので、子女教育にお薦めしたいシリーズです!

▲家庭連合が贈る聖書ものがたり第4回「ノアの箱舟」

【詳細はこちら】


 また、「U-ONE TV」では、2022年1月31日まで、無料お試し期間を設けています。

 上記の「家庭連合が贈る聖書ものがたり」シリーズを、ぜひご覧になってみてください。

【無料お試し期間】:2022年1月31日まで

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(和)