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霊界の実相と地上生活(1)
はじめに

 36家庭の李相軒先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

はじめに

 人類の真の父母として来られた文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)御夫妻(以下、真の父母様)は、「統一原理」を解き明かし、真理を通して私たちを無知から解放してくださいました。その内容は『原理講論』をはじめとする八大教材教本、天一国三大経典などとしてまとめられていますが、真の父母様はその中でも、特に天の父母様(神様)、霊界について正しく知らなければならないと、再三にわたって強調されています。

 私が生涯をかけて教えてきた内容の中で、最も重要だと強調してきたことがあります。それは、神様と霊界についてはっきりと知らなければならないということです。言い換えれば、漠然と頭だけで知り、数学の公式を覚えるようにして理解する神様ではなく、私たちの心臓に、そして骨髄の中にまで神様の存在を刻みなさいというのです。
 ……霊界についても同じです。人間の選択権外に厳然として存在する死後の世界を正確に知っていてこそ、現世において私たちの人生の中で徹底的に準備することができるのです。(天一国経典『平和経』281ページ)

 神様についてはもちろん、霊界についても、私たちはまず、真の父母様御自身が語られた膨大なみ言(ことば)を訓読することで、正しい理解を深めることができます。
 それとともに、統一思想を体系化した李相軒(イ・サンホン)先生(36家庭)が19973月に昇華(聖和〈ソンファ〉)後、霊界から送ってこられたメッセージをまとめた『霊界の実相と地上生活』の内容について、真のお父様は「事実である」と語られました。

 これは、妄想的なものではなく、実相です。皆さんは感じることができず、見ていないので、これを土台にして、知らなければなりません。霊界の実相をはっきりと知ることによって、内外が一つになるのです。内外、心と体が一つになります。これが、相軒氏が霊界に行って整理した事実です。皆さんはこれを知らなければなりません。疑ってはならないのです。(『文鮮明先生マルスム選集』297223頁、1998121日)

 李相軒氏が霊界に行って、霊界全体の関係ある場所をみな訪問しながら、神様の命令によって、地上に伝達できる内容を教材のようにすべて書き、送りました。それを見れば、霊界の組織編成についてはっきり分かるでしょう。すごいことです。
 相軒氏が切実に願うのは、自分がここ(霊界)に来てみて、統一教会員が苦労するかと思ったので、先輩として霊界に関する内容を教えてあげることによって、地上での生が終わり霊界に入って暮らすようになるときに役に立てば、ということです。これは数千年、数万年、助けてもらうことになるのです。(『文鮮明先生マルスム選集』30369頁、19998月)

 李相軒先生は生前、様々な分野において統一思想的観点から分析を行われましたが、霊界についてだけは質問されても答えられず、心残りだったといいます。

 神様と真の父母様は、そのような李相軒先生を立てられ、霊界はどのような構造になっており、神様の愛はどのように現れるのか、統一食口(シック)はどのような姿で生活しているのかなど、詳細なメッセージを送るようにしてくださいました。その内容は、私たちが地上生活を送るに当たって、非常に示唆に富むものばかりです。

 天一国の実体化に向けて、真のお父様は霊界で、真のお母様は地上で陣頭指揮を執り、摂理を進めていらっしゃるこの時代、私たちが霊界について正しい理解を持つことがますます重要になってきています。

 そこでこのたび、2002年に「合本版1」として出版された『霊界の実相と地上生活』から、主に霊界の様相に関する部分を抜粋してまとめ、出版する運びとなりました。

 本書が、誰もがやがては行くことになる霊界について正しい理解を深め、意義のある地上生活を送る一助となれば幸いです。

世界平和統一家庭連合

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 次回は、「真の父母様に捧げる文」をお届けします。


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