私の心の中にいる神様 86
全てを受け入れることが愛

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

全てを受け入れることが愛

(女性 50代)

 介護ヘルパーをしています。
 私が担当する地域は生活保護を受けている人が多く、依存症やうつ病など、いろいろな精神的な弱さを抱えている人も目立ちます。

 私が担当する人の中で、特に自分にとって葛藤の多い70代の女性がいます。その人もうつ病で生活保護の受給者なのですが、彼氏がいて同棲しています。
 その家のトイレや、犬の毛で散らかった部屋を掃除するとき、なんとも言えない嫌な気持ちになっていました。「私の霊界が低いから、相対基準でこういう人の担当になるのかな」と、落ち込むこともありました。

 でもそのうち、「気持ち悪いのは私だけじゃない。この便器はどう感じているんだろう?」と思うようになりました。
 便器も神様がつくられたもの、この人をすぐに愛するのは難しいから、まずはこの家の万物を愛してみようと思い立ちました。
 そこで便器を磨きながら、「便器さん、すごいね、この人を支えているんだね」などと話し掛けるようにしてみました。

 するとある時、便器から「全てを受け入れることが愛なんだ」というメッセージが返ってきたのです。
 生活保護を受給しているのに、それにふさわしくないお金の使い方をしたり、自堕落な生活で家を散らかしたりしていることに引っかかり、「おかしいでしょ」と腹を立ててきた私でしたが、このメッセージには、はっとさせられました。

 先日、その人の家の中を一生懸命掃除したら、とても気持ちが良くなりました。
 その人が「明日から旅行に行くの!」と言った時には、一瞬「え?」と思いましたが、「どちらに行くんですか? 楽しんできてくださいね! 少しでも元気になれるといいですね!」と、以前と違った返事をすることができました。

 「自分の考えは正しい!」とう思い込みから人を否定しまくり、関係を切ってきた私でしたが、自己牧会プログラムと出合ったおかげで、大きく変わっていける気がしています。

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 次回(9月18日)は、「私があなたの名を一番たくさん呼んだをお届けします。


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