シリーズ・「宗教」を読み解く 12
新しい文化の支柱となる宗教

ナビゲーター:石丸 志信

 文鮮明総裁は世界的な超宗教運動を展開してきた。
 19918月には世界平和宗教連合(IRFWP)を創設し、その翌年824日から31日にかけて、同連合が主催する第3回世界宗教議会が韓国・ソウルで開催され、「宗教と世界平和の創造」が主題となった。
 この会議はまた、「世界文化体育大典」の一大行事の一貫として開催されたものだった。そこには政治指導者、学者、芸術家、女性、青年指導者らも集い、さまざまな分野の会議が同時並行で開催されていた。
 時は、東西冷戦が終結し、次の千年紀に向け、人類の英知を結集して新しい世界秩序を構築すべき好機だった。

▲1992年8月に韓国・ソウルで開催された第1回世界文化体育大典で講演する文鮮明総裁

 文総裁は「新文化創建と宗教の役割」と題する基調講演の中でこう訴えた。
 「全ての宗教が一心となって、神様の人類に対する熱望を代弁して実行しなければならない。謙虚な姿勢で神様の勧告に従い、神様が任せた使命を自覚して、人類の心霊を正しく指導して、新しい文化世界に霊的、精神的秩序を確立しなければならない」。