2021.09.08 17:00
日本を愛した文先生の足跡(10)
狭山
8月24日に迎えた文鮮明総裁聖和9周年を記念して、「日本を愛した文先生の足跡」(全15回)を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
12団の世界統一十字軍を編成
1972年1月、アメリカで世界統一十字軍を結成された文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は、同年4月22日に来日され、4月26日、雨の降りしきる狭山公園(東京都)に2000人の教会員が集まった中、12団の世界統一十字軍を編成されました。世界統一十字軍は爆発的に伝道を進めるために結成されたものです。
その後、4月30日から2週間、名古屋の守山修練所で世界統一十字軍の修練会が開かれました。
文先生は、同年5月6日にも1000人の教会員を狭山に集め、「神様と我々」「アメリカに負けるな」と題してみ言を語られています。
「アメリカに負けるな」というみ言の中で、文先生は「君たち自分自身が、自分を信じることができるの? 自分は自分を信じられない。自分は自分を信じることができないから、自分が自分を信じない者を誰が信じてやるか。…いくらすました顔をしていても、いつ倒れるか分からない。いくら言っても、それは信じられません。それは、見ておかないと、見ておく期間がこれはキリスト教文化圏によって訓練された場合には短いんだよ。訓練されていない者は長く見ておかなくてはならない。こういうようになった場合…アメリカに負けないの? それには一つの方法がある。先生のしっぽをかたくなに持って、死んでも放さない。それしかないんだよ」と力強く語られました。
外的には強くなくても内的に温かい心情が必要
また文先生は、その時「外的には強くなくても内的に温かい心情、雪が解け合う温かい心情、それは西洋人でも温かい心情に忘れることのできない心情に印象を残すような心情。その心情だけ持ったならば、勝ったアメリカ人を使うことができる」と訴えられました。
1973年7月11日には静岡以北の教会員3500人が狭山公園に集まり、1974年5月9日には狭山公園で日本統一教会全国信徒大会が開かれています。
(参考/『成約の鐘』1972年7月号、『日本統一運動史』)