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新・熱き祈祷のすすめ 29

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第五章 祈りの実践

9 成果を収穫せよ

 さらに、祈祷の成果を収穫するということも大事です。祈りによって得られる成果、これは祈祷の実績といってもいいでしょう。一回一回の祈祷の中で、勝敗を自分なりに味わい、得るべき成果をちゃんと収めて、神に感謝をしていくことが必要なのです。その祈祷の成果、実績にも、性相的なものと形状的なものとがあります。より内的なものと外的なものです。

①内的成果
 まず、第一に自分自身からサタンが分立されることです。

 より中心的で本質的なことは、祈祷によって、神の隠された事情や、その事情の背後に隠されている心情──深い悲しみ、そしてさらにその奥にある言葉に表し難いほどの私たちへの愛──に接することができることです。その神の事情と心情を知った時に、深いところからの悔い改めに導かれるのです。悔い改めることによって、私たちは自己の霊的な成長を遂げることができます。

 信仰生活が長くなった時にぶつかる問題は、マンネリ化して初期のころのような新鮮さがなくなり、内面の霊的成長がストップしてしまっているように感じることです。それは、悔い改めをしなくなったことに起因します。本当の意味での悔い改めは、神に出会わなければできません。悔い改めができなければ、節のない竹と同じで、成長できないのです。

 したがって、神の事情や心情に少しでも、たとえ万分の一でも近づくことが、永遠的本質的な意味において重要な、祈祷による恵みなのです。

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 次回は、「成果を収穫せよ ②外的成果」をお届けします。


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