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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 44
夫の疲れは妻の愛で溶かされる

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第14弾として、「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せになれる、ぜひ身に付けたい生活習慣を紹介します。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

第三部 幸福を引き寄せる夕べの生活
夫の疲れは妻の愛で溶かされる

 妻は仕事から帰ってきた夫をどう迎えるべきでしょうか? 夫は職場という名の戦場に出かけて行くのです。職場では、営業であれ、事務管理であれ、会社の発展をかけた熾烈(しれつ)な戦いが展開しています。複雑な人間関係の修羅場(しゅらば)ともいえます。上司、部下との関係、出世競争、神経をすり減らすお客様への対応など、ストレス満載の環境なのです。

 心身共に疲れ果てて戦場から帰還した夫という名の兵士を、生かすも殺すも妻の応対にかかっています。玄関に入ってくるなり、罵声を浴びせて最後のとどめを刺してはいけません。すでに瀕死の状態なのです。

 夫婦関係は職場の人間関係とは違います。義務や職制で働いているわけではありません。夕食を作って食卓に置いておけば、それで妻の義務を果たしたというわけにはいきません。

 夫は妻の愛を求めています。妻の愛の懐で安らぎたいのです。夫の疲れを溶かすのは妻の愛だけです。夕食の場は、夫を食べさせて体力を保持させる、ガソリンスタンドではありません。妻の愛で夫の嘆きを聞いてあげ、優しく溶かしてあげる生命力の復活の場所なのです。文鮮明先生は職場から帰ってきた夫を迎える妻の姿勢を指導しています。

 「夕飯の食卓に座って愛の蜜語を分かち合い、和気あいあいとした時間をもつことが、何よりも重要なことです。初めて会った時、優しくささやいたその声で、愛の姿そのままで、一日の労苦を慰労してあげると、夫の疲労は洗われるように消えるのであり、愛もまた深まるのです」(『愛天愛人愛国』63─64ページ)

 「夫が家に帰ってきた時、疲れているようだったら洗顔のための水も持ってきてあげて、歯を磨く準備もしてあげて、足も洗ってあげ、髪もとかしてあげなさい」(同、64ページ)

◎ポイント
仕事から帰った夫を愛で癒やす。

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 次回(8月3日)は、「妻の笑顔は夫の疲労回復剤」をお届けします。


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